防犯ブログ
- 自動車盗難
2009年08月05日
シャベルカー・トラック「高額で売買可能」。窃盗100台。
泥棒が盗む物は現金だけではありません。こんな大きな物?というようなものも盗みます。
シャベルカー、トラックもその一つです。何故そんな大きな物を盗むのか?と思われる方もいるかもしれませんが、「換金」できるからなのです。海外で日本製は人気のため高額で売買できるのです。
シャベルカー、トラック窃盗団が逮捕されました。
●兵庫、岡山、京都の3府県でショベルカーやトラックなど約100台を盗んだとして、兵庫県警捜査3課と明石署などが窃盗容疑で、兵庫県内の男6人を逮捕していたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。4日にも最終送検する。
盗まれたのはいずれも、耐久性が高く海外で人気の日本製。男らは「高く買い取ってもらえるため大型のものを狙った」と供述しており、輸出会社を通じてアフリカや中近東へ売却していた。被害総額は約2億1300万円に上るという。
捜査関係者によると、逮捕されたのは三木市別所町の無職A(60)や加古川市平岡町の中古車販売業B(52)ら6容疑者で、いずれも窃盗罪で起訴済み。平成20年9月30日、神戸市西区や篠山市の駐車場からショベルカーを盗むなど、18年7月〜20年10月にかけて犯行を繰り返したとされる。
下見を重ね夜間に実行。車両の車体番号を打ち換えた上、ボディーの社名をペンキで消して売り飛ばしていたという。
(8月4日産経新聞より引用)
建設重機はATM破壊・窃盗など別の犯罪で使用する目的で盗む場合もありますが、今回の窃盗団は海外への売却目的にシャベルカーやトラックを盗んでいました。
泥棒からすると、屋外の誰でも手が届く場所に何百万もの現金が放置されているのと同じなわけです。
海外、特にアジア、アフリカ、中近東、ロシアなどでは少々古い車でも現役で走っています。日本で走っている車はほとんど新車のようにきれいです。そして日本車は乗用車も含め耐久性、故障がないといったことで非常に人気があり、需要があるのです。
運送会社などでは、トラックの盗難はもちろんのこと、トラックのバンパーなど備品が盗まれる被害が非常に多いようです。
弊社がご相談を受けた運送会社様でも年間300万円もの被害が発生していたといいます。
トラックやトラック備品を盗まれると、それそのものの被害以外に、走る事ができないためその日の仕事を請け負うことができないという損害もあります。別のトラックで対応できればいいですが、忙しい時期などはそれもできず、注文主に多大なる迷惑をかけることになります。
今回その運送会社様にもご採用いただき、被害がゼロになったのが「見える自主機械警備システム」です。
運送会社、建設資材置き場、建設会社などの敷地全体への不審者侵入を外周警備用赤外線センサーが検知し、ベルやサイレンで威嚇撃退します。
同時に動画画像を経営者や管理者のFOMA携帯電話に画像通報するという画期的なシステムです。
経営者はリアルタイムの動画を見ながら現地の状況をカメラを切り替えて確認することができます。
又、現地の音を聞いて何が起きているか確認できますし、スピーカーで直接「コラー、何をしている!」と声で威嚇することも、現地のサイレン・ベルを遠隔操作で鳴らす事もできます。