防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2009年08月06日
たばこ店に電気工事を装い、現金窃盗
高齢者が経営するたばこ店を狙った窃盗が連毒発生しています。
手口は、電気工事を装って店内に入り、隙を見て現金を盗む方法です。
●工事装い、たばこ店で現金盗む 右京 容疑で2人逮捕
2人の逮捕容疑は仲間のC(29)と共謀し、7月3日午後2時ごろ、京都市右京区のたばこ店で、店主の女性(72)に「電線の工事をするのでブレーカーを見たい」と言って上がり込み、両替を頼んで現金の保管場所を確認した後、女性を2階に上がらせて売上金など約2万5千円を盗んだ疑い。
府警によると、同様の被害が京都市や向日市のたばこ店で6月から9件あり、被害額は約120万円に上る。
「同じ手口で大阪や東京で30件やった」と供述しているという。
( 8月5日 京都新聞より引用)
電気工事や水道工事、電気の点検・・・いろいろなシチュエーションはありますが、しずれも二人程度でターゲットとなる自宅や店舗に訪問します。
きちんとユニフォームを着て、社員証なども偽造していることもあります。
「○○電力よりきました」など実在する会社名を名乗り、ユニフォームらしき作業着姿でいると多くの方が不審に思わず対応しているようです。
そして、点検するのに家の人にその場所まで一緒に来て欲しいと話し家の中から出ている間に、残ったもう一人が物色して現金やカード、バックなどを盗みます。
今回の泥棒はタバコ屋をターゲットに、事前に両替を依頼して現金の保管場所を確認して犯行に及んでいます。
こうした手口は、特に高齢者を対象に全国で行われており、逮捕されても又、別の人間が同じような手口で犯行を行っています。
2008年11月05日には、栃木県で「点検業者を装って家に上がりこみ窃盗200件」を行っていた3人組の泥棒が逮捕されています。
●「1人暮らしの高齢者を狙った」
●浄化槽点検、電気、ガスの点検の名目で点検業者を装って家に上がり込んで金品を盗んだ。
同じ犯人でも点検内容は相手に応じて変えているようです。
こうした犯罪対象にならないためには、残念ですが「人を簡単に信用しない」というしかありません。
●高齢者が一人の場合には、他人を自宅に上げないこと、がまず大切。「誰か人がいるときにもう一度来て欲しい」と依頼をしてみて下さい。
●どうしても必要という場合には、その会社にこちらから電話をかけてそうした点検を依頼しているかどうか確認をする。このとき、業者が言う電話番号ではなく、電話張などで調べた電話にかけることが重要です。業者が伝える電話番号の場合、仲間が出て口裏を合わせる可能性もあるからです。
●特に自分が頼んでいない点検や工事は要注意。
●親族はお年寄りが一人暮らしや一人になる時間帯がある場合には、こうした犯罪に遭わないよう注意して、常に声をかける。
「点検商法」といって、実際に点検をして法外なお金を要求する犯罪もあります。
この場合には許可する、しないに係わらず勝手に点検をするのですが、絶対に支払わないという毅然とした態度で接し、一人の場合にはすぐに人を呼びましょう。