防犯ブログ
- 侵入手口
2009年08月17日
タンス預金をしていそうな古い住宅ばかりを狙い兄弟で空き巣。
兄弟仲良く犯罪・・・ここのところそういう事例をよく目にします。万引き、ひったくり、空き巣など。結束は固いということなのかもしれませんが・・・。
今回は170件空き巣を繰り返していた兄弟のお話です。
●近畿を中心に空き巣を繰り返したとして和歌山西署は14日、大阪府泉大津市無職男(48)=事後強盗罪などで公判中=と、弟(44)=同=を、窃盗容疑で和歌山地検に最終送検したと発表した。大阪、京都、和歌山、滋賀、奈良、三重の6府県で170件約1億1200万円(うち現金2200万円)の被害を裏付けたとしている。
2人は共謀、04年1月〜09年2月、昼間の住宅街の留守宅を狙い、窓ガラスをたたき割るなどして侵入、現金や貴金属を盗んだとされる。
タンス預金をしていそうな古い住宅ばかりを狙い、見つかった際に脅すためのエアガンなどを所持していた。
2人は今年2月24日、和歌山市西浜の民家でハンドバッグを盗んで逃げたが同署員に窃盗容疑で緊急逮捕され、事後強盗罪などで起訴されていた。
(8月15日 毎日新聞より引用)
●古い住宅ばかりを狙う。理由は「タンス預金をしていそうだから」
●昼間留守であるところに侵入、但し途中で家族に見付かったら持っているエアガンで脅す。
●窓から「ガラス破り」で侵入。
というのがこの兄弟の窃盗手口の特徴です。
古い家を選んだのはタンス預金だけでなく、窓ガラスなども対策をされていないケースが多いからではないかと推測します。
留守宅を狙ったということで建物の外の状況などから「下見」を行い、「不在確認」をして侵入対象を選んだものと思われます。
昼間の「下見」のポイントは、
●洗濯物が干されているか
●カーテンの隙間から人影が見えるか
●音が聞こえるか
●郵便受けなどに郵便物や新聞が入ったままになっていないか
●室内に照明がついているか
といったことです。
「不在確認」の方法としては
●インターホンを鳴らしてみる。
●電話をしてみる。
●窓に小石を投げてみる。
といったことがあります。
今回の空き巣は日本人二人組みでエアガンを持っていました。
脅すつもりということですが、緊張状態で不在だと思って侵入した家で突然家人に出くわすと、「居直り強盗」となる場合も多く、不幸にも武器を使われてしまい怪我をしたり命を失う場合もあります。
エアガンだけでなく、小刀、ピストルなどを持っている外国人窃盗団などもいます。
建物の中に入られてしまうと最も大切な家族の命が危険にさらされることにねることを知っていただきたいと思います。
ホームセキュリティの基本は、
● 建物の中に入られない。建物の外の時点で退散させる。外周警備+威嚇撃退
● この建物はやめよう、と建物の外でターゲットから外させる。抑止力
● 建物の中にいるときも安心できる「在宅警備」