防犯ブログ
- 侵入手口
2009年08月18日
空き巣のプロが弟子に技を伝授
窃盗犯、いわゆる泥棒は、「プロ」です。
職業が「泥棒」なんです。
よって、自分の侵入手段(手口)を確立しており、その技を繰り返し磨いていきます。
そんなプロの泥棒が弟子に手口を教えていたお話をご紹介します。
●空き巣に入って金を盗もうとしたとして、警視庁捜査3課は住居侵入と窃盗未遂の疑いで、横浜市南区、無職A(70)と、住所不定、無職B(41)の両容疑者を逮捕した。捜
査関係者によるとAは窃盗罪などで40年近くを刑務所で過ごした空き巣のベテラン。「体が動かなくなってきた」として、Bを"弟子"にしていた。
捜査3課によると、Aは5月中旬、東京・上野のカプセルホテルでBと出合い、一緒にパチンコをして意気投合。
金に困っていたBに「オレは泥棒をやってきた。覚悟があるなら、一緒にどうだ」と誘い、Bは「やろう」と応じて弟子入りした。
2人は6月中旬から今月上旬までに、ドライバーで窓を壊すなどの手口で30件の空き巣(被害総額400万円)を繰り返していたとみられる。
Bはおもに見張り役だったが、Aからドライバーの使い方を習っていた。
Aは「まだうまくない。将来的にはいろいろと伝授しようと思った」と供述しているという。
犯行前の待ち合わせ場所は「有名で迷わない」という理由から、渋谷駅のハチ公像だった。
逮捕容疑は7月29日午後8時ごろ、世田谷区の無職の女性(76)方に金品を盗む目的で侵入して室内を物色したが、女性の孫(25)が帰宅したため逃走したとしている。
(8月17日産経新聞より引用)
「ドライバーで窓を壊す」とありますので、こじ開けていたのでしょうか?ガラス破りではなかったのかもしれません。
プロの泥棒は道具を使用し、ガラス破りやこじ開けなどを繰り返しますが、そのガラスの開き方、道具の使い方などで、プロの刑事は誰の犯行かというのがわかることも多いようです。
それほど一度成功した方法と同じやり方で侵入を繰り返すようです。
完全犯罪を狙って、安全性、確実性、容易性を追求して「いかに人目につかずに犯行を終えることができるか」ということを考えターゲットを設定します。
そのために、入念な「下見」を行い、人目につかずに簡単に侵入できるターゲットを選ぶのです。
そうした泥棒に対しては、「この建物の防犯対策はすごいのでやめよう」という気持ちを建物の外で持たせることが重要です。
そのために「抑止力」の高い商品(セキュリティキーパー)を建物外部の外から目立つところに取り付けることをセキュリティハウスではお勧めしています。
何かあってから対応するのではなく、予防を重視し、犯行が発生しにくい環境を作る事を最も重要だと考えているのです。
そしてそれでも侵入しようとする泥棒に対しては「早期発見・威嚇撃退」を行うことで、建物の中に侵入される前に退散させ、被害を最小に防ぐことを行います。
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