防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2009年08月26日 “御利益”目当ての仏像窃盗

仏像の盗難がなくなりません。
先日放送されたNHKのテレビ番組によると、全国の寺院からこの三年間で盗まれた仏像がおよそ三百五十体とあります。
この仏像盗難に関しては、古美術商などに販売、換金目的の場合と、自分のコレクション目的の場合があります。

●“御利益”目当ての仏像窃盗男を追送検
“御利益”を得るために仏像を盗んでいたとして、新潟県警佐渡東署は25日、窃盗の疑いで、新潟県佐渡市新穂の元薬剤師男(50)=窃盗罪で起訴=を佐渡区検に追送検したと発表した。

4月上旬から5月にかけて、市内の18カ所の神社や寺院に侵入し、仏像や仏具53点(時価約131万円相当)などを盗んだ疑いが持たれている。

調べに対し、容疑者は「金の悩みでせっぱ詰まっていた。仏に救いを求めるためにやった」と容疑を認めている。容疑者の住んでいたアパートの部屋には、仏像2体のほか、瀬戸物のこま犬などが雑然と並べられており、“お詣り”していたという。

5月11日、同市加茂歌代の寺院で、賽銭(さいせん)を盗んだところを同署員に見つかり、現行犯逮捕されていた。
(8月25日産経新聞より一部引用)

自宅で盗んだ仏像やこま犬を置いて“お詣り”というのは、普通の人が聞いたら「罰当たり」だと思うのですが、そういうことが平気でできるあたりが泥棒の泥棒たる所以です。
やはり普通の人とは価値観が違うのだということを覚えておく必要があります。

泥棒の常識と一般の人の常識は違うということです。
一般の人が考える「安心」な状態というのは、泥棒や防犯をよくわかっている人間からすると隙だらけの「不安」な状態ということも多々有ります。
もう一度、防犯に関してプロのアドバイスを受けられる事をお勧めします。

セキュリティハウスでは無料防犯診断や防犯アドバイス、防犯講演会も賜っていますので、ご希望があればご連絡下さい。
仏像盗難に対する防犯対策

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