防犯ブログ

  • 侵入手口(店舗)
2009年09月07日 壁に穴開け携帯電話41台盗難。兵庫で2件。

携帯電話ショップ2店舗から携帯電話が盗まれるという被害が又発生しました。

●6日午前3時15分頃、兵庫県三木市大村の携帯電話販売店「ドコモショップ三木店」で警報装置が作動したため、警備会社が110番した。三木署員が駆けつけると、店舗裏の厚さ10センチのモルタル製の壁に穴(縦1メートル、横50センチ)が空けられており、携帯電話41台(189万円相当)が盗まれていた。

 約20分後、南東約2キロにある同市別所町の「ソフトバンク別所小林店」でも警報装置が作動。入り口ドアが破られ、商品を物色した跡があったが、何も盗まれていなかった。同署は窃盗、窃盗未遂事件として捜査している。
 
両店とも携帯電話の保管ロッカーのカギが壊されていた。売上金の被害はなかったという
ドコモショップ三木店では1月にも裏口のガラスが割られ、携帯電話118台(708万円相当)が盗まれている。
(9月6日読売新聞より引用)

盗んだ携帯電話は換金されます。中国では日本の携帯電話を持つ事がステイタス。盗んだ携帯電話が闇ルートで販売されているといったニュースを以前見た事があります。
携帯電話ショップでは警備会社と委託警備契約をしていますが、被害が発生している状況です。
窃盗団として複数の人間が犯行に及んでいると考えられます。
「壁に穴を開けたり、扉をこじ開けて、短時間(5分以内。場合によっては1〜2分程度)で犯行を終える」
短時間で犯行を終了するため、少々の物音など気にもせず荒っぽい方法で侵入しているのです。警備員など人が駆けつける時間を予想しそれまでに犯行を終了しています。
又、店舗の状況、レイアウトなども過去の成功体験で熟知、どこに何が置いてあるかを知っています。

こうした「短時間化」した侵入窃盗に対しては、「犯行を継続させない環境」を作る事が必要です。
ではどうすればいいかというと、「視界を遮る」「人目につくようにする」といったことです。
建物に侵入したと同時に、大音量のベルやサイレンを鳴らず。
これで泥棒は「自分の犯行がバレた」とわかると同時に、誰かに顔を見られるのではないかと思います。
同時に「霧を噴射、視界を遮る」のです。
こうすることで、自分の手元も見えなくなります。どっちが出口か、といった方向もわかりづらくなります。
こうした音による威嚇撃退。霧による継続不能な状態にするのです。
携帯ショップ向け防犯システム

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