防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2009年09月16日 仏像盗難犯人の手口

なくならない仏像盗難。
滋賀県で20件繰り返したと供述している泥棒の話です。

●長浜署は14日、虎姫町内の寺から仏像や掛け軸などを盗んだとして、名古屋市北区清水2の造園業男(71)=窃盗と建造物侵入罪で既に起訴=を窃盗などの疑いで長浜区検に追送検したと発表した。
調べに対し「県内外の寺や、民家の土蔵で約20件の盗みを繰り返した」と話しており、同署は仏像だけで6体の被害を確認した。

今年7月22日午後2時半ごろ、虎姫町三川の「智蔵院」に鍵のかかっていない雨戸を外して侵入し、厨子(ずし)に収められていた江戸時代作とされる木造の薬師如来座像(時価約50万円)と愛染明王像(同約12万円)、掛け軸など計9点(時価計約70万円相当)を盗んだ、とされる。 
智蔵院は住職が常駐していない無住寺。盗んだ仏像2体を既に古物商に売却していた。調べに対し、「湖北には古い土蔵がたくさんあると知っていた」と話しているという。
 県内では03年度以降、55件の文化財盗難事件が発生。警備の手薄な無住寺が狙われるケースも多いが、国や自治体の指定を受けていない「未指定文化財」は資料が乏しいため被害の特定が難しいという。
(9月15日 毎日新聞より引用)

重要文化財などではない仏像を無住寺から盗み、古物商に販売する。
こうした手口での「仏像盗難」が全国で発生しています。
特に滋賀県はここ数年、何度もニュースを目にします。

寺は犯罪が発生しやすい環境にあります。誰でもが参拝客を装い、建物に近づくことができます。
仏像なども、無住寺となるとほとんど防犯対策もされていません。
盗もうと思うと盗める状態であるわけです。

無住寺となると人がその場にいませんから、遠隔で管理することが必要となります。
電話回線もないところもあるでしょう。そうした場所には「見える自主機械警備システム」がお勧めです。
何か侵入、放火、仏像持ちだし、賽銭箱持ち上げなどを各種センサーで検知します。
その場でベルにより「威嚇撃退」するとともに、ご住職のFOMA携帯電話に画像で自動通報します。
ご住職はリアルタイムの寺の状況を動画で確認できます。
又、こちらから「こらー、何している!!」と携帯電話で話すと、現地のスピーカーから声で威嚇することもできます。
早く以上を察知し、何が起きているかを動画で確認し、対処する。
まさに、「早期発見・初期対応」による画期的なシステムです。
そうしたシステムが、毎月1〜3万円(カメラやセンサーの台数、リースの年数によって異なる)で導入することが可能です。

仏像を盗まれてから買い戻した事例も聞きますが非常に高額となります。
もちろん、その仏像が見付かって戻ってくることは稀で、戻ってきただけ幸運だと思わないとなりません。
そうなってから嘆くより、やはりきちんとした対策を実施することが必要です。

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