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2009年09月17日 一瞬に命を奪う放火、許せません!

数年前のことですが、知り合い男性が火災で亡くなりました。
後日わかったことですが、火災の原因は「放火」。
どうやら、数人の少年らが文化住宅の空き部屋中で火を放ったとのことでした。
亡くなった知り合いの男性は足が悪く、いつもリハビリを兼ねて近所を散歩していました。

火災被害に遭った日は、ちょうどゴールデンウィークの初日で、
火災現場のあたり周辺は、「お出かけスタイル」の方も多く、
とても和やかな雰囲気を見せていました。

ところが、あたり一面が真っ白になるほど煙がもんもんと立ち上がり
異様な雰囲気に変わってしまいました。
しばらくすると「ウー!」という消防車のサイレンが鳴り響き、
近隣住民の方々が一斉に外にでてきて、火災現場に向かっていました。

文化住宅は煙まみれであり、1階部分は煙に隠れてよく見えませんでしたが
赤い炎が煙のすきまから見えました。

私はそのとき「おじさん大丈夫かな?」と思いました。
と、同時に消防隊員が建物中に入っていく姿を見て「おじさんを助けて」と思いました。
そのような悲劇的な記憶が今でもよみがえってきます。

一瞬にして命を奪う放火。幸せも一瞬にして崩壊してしまいます。
そのような放火犯、決して許すことはできません。

■火災事件は、消防白書の統計資料によると空気が乾燥する
 冬の季節になると増加するというデータがあります。


平成20年消防白書より 第一章火災の現状と課題
(3)冬季・春季に火災が多い
平成19年中の出火件数を四季別にみると、
火気を使用する機会の多い冬季から春季にかけて多く発生しており、
総出火件数の57.4%を占めている。



火災事件が多いということは、放火事件も多いということが言えます。

空気が乾燥するこの時期から火災が増加し始めます。
放火対策は、今の時期に見直す必要があります。
その一例として、火災を早期発見するために炎センサーを屋外に取り付ける対策があります。
これは、わずかな炎(10メートル先でも7センチの炎を)をいち早く発見することができる便利な機器です。
けむりの段階で発見するけむり感知器よりも早く異常を発見することができます。
その分、早期対応が可能なので、火災被害を最小限に食い止めることができます。

放火対策として、防犯カメラを設置するご家庭もあります。
確かに、防犯カメラの映像から容疑者が浮上することもあります。
しかし、あくまでも火災被害あってからの対応になります。
決して充分な放火対策が行われているとは言えません。

繰り返しになりますが、被害を未然に防ぐ対策が最も重要です。
「予防」の考えです。
炎センサーなどの機械によっても対策が可能です。
機械警備の代表システムとして、「自主機械警備システム」があります。
「予防」の考え方が盛り込まれたシステムです。
決して防犯カメラだけに頼ってはいません。
防犯カメラは、他の防犯システムと複合的に活用されてこそ防犯効果が高まります。

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