防犯ブログ
- 金属盗難
2009年11月06日
排水路覆いの窃盗 松山など県道沿い、被害115枚120万円
金属盗難がここのところ又、1ヶ月に数件ニュースに上がるようになってきています。
長引く不況で、とにかく換金できるものを狙う・・といった切羽詰った背景があるのではないかと推測します。
●先月末の8日間で松山市や周辺の山間部の県道沿いの排水路で先月23日から同30日にかけ、計115枚が無くなっているのが判明した覆いのグレーチング。県によると、被害総額は約120万円に上る。県外のメーカーによると、グレーチングは比較的価格の高い鉄などの金属で作られ、県外のスクラップ業者に持ち込んだケースもあるという。県警は窃盗容疑で捜査している。
県中予地方局によると、盗まれたグレーチングは縦1メートル、横40センチ、厚さ5センチ▽縦横0・6メートル、厚さ5センチ−−の2種類でどちらも重さ約40キロ。被害は松山、伊予両市の山間部に集中しており、同局は人目の少ない夜間に盗まれたのではないかとみている。
グレーチングを製造・販売する県外の会社によると、グレーチング製造には1トン約30万円の鉄を使用しており、スクラップ業者では1トン2万円程度で取引されているのではないかという。また同社によると、他県では盗まれたものがバーベキューの網として使用されているのが見つかった例もあるという。
今月2日には、砥部町内の町道に取り付けられたグレーチング18枚を盗んだとして、松山南署が松山市竹原3、無職男(33)を窃盗容疑で逮捕した。「業者で換金した」と供述しているという。同署は余罪がないか調べている。
県中予地方局は夜間のパトロールを強化すると共に、山間部を中心にグレーチングとコンクリート製の水路のふたを連結して固定させるなどの対策をする方針だ。
(11月5日毎日新聞より引用)
他の地域でも金属盗難は発生しています。
●茶畑で電線の盗難、相次ぐ 静岡(10月21日 産経新聞)
8月11日〜3日の間、静岡県菊川市などで茶畑の防霜ファンに付いている電線が相次いで盗まれた。菊川署が盗難事件として捜査している。
同市川上、高橋、古谷、丹野と御前崎市上朝比奈の計12カ所で、電線が約45本盗まれた。被害総額は約135万円に上るという。
●公園の自転車進入防止用さく20本盗まれる/川崎(10月6日カナロコ)川崎市は6日、川崎市川崎区富士見2丁目の富士見公園で、自転車進入防止用として設置したさくのステンレスバー約20本(約100万円)が盗まれたと発表した。
9月24日午前10時半ごろ、公園内の事務所に「何者かが丸い物を外して持ち去ろうとしている」との通報があり、事務所職員が園内を調べたところ、さくの一部が外されていたのを発見したという。バーの長さは約1メートル。取り外しができない構造になっており、同市は「専門の器具を使って外したのでは」とみている。
こうした金属盗難は広域での警戒となるため、パトロールといってもなかなか効果が現れず、これといった対策がないというのが頭の痛いところです。
換金元に対しての管理強化も必要ですし、監視強化のための防犯カメラ設置なども多発地域では検討していくことが必要です。