防犯ブログ
- 犯罪手口
2009年11月09日
大阪のコンビニ駐車場で仮眠中に連続車上狙い
大阪府東大阪市内で7日早朝、コンビニエンスストアの駐車場を狙った車上荒らしが連続3件発生し、計約5万円が盗まれた。運転手が仮眠中、窓ガラスをたたき割って所持品を奪う荒い手口で、河内署が同一犯とみて窃盗容疑で捜査している。
河内署によると、7日午前5時10分ごろ、同市中新開のコンビニ駐車場で、自営業の男性(35)が車内で仮眠中、助手席の窓ガラスが割られ、車内からポーチ(現金2万円在中)を奪われた。
10分後には南に約2・5キロ離れたコンビニ駐車場で、会社員男性(27)が車内で寝ていたところ、後部座席のガラスが割られ、手提げかばん(3万円在中)を盗まれたほか、別のコンビニでも駐車場の車からバッグが盗まれた。
(11月7日 産経新聞より引用)
「車上狙い」というと、運転手が駐車して車から離れた時間帯を狙って行うものと思われていますが
今回大阪で連続で発生しているのが、運転手が仮眠中の車を狙って、窓ガラスを割って侵入し、車の中のバックなどを一瞬のうちに奪ってしまうという非常に荒っぽい手口です。
中の運転手が飛び起きたとしても、その時には犯行は終了してしまっています。
この3件では運転手に怪我などはなかったようですが、もし万が一犯人に対して取り戻そうと働いたとしたら、怪我などにつながっている可能性もあり、この「仮眠中の車を狙った車上狙い」というのは注意が必要です。
平成21年上半期の車上狙いの認知件数は7万4107件。
63.3%は「駐車場」で発生しています。「道路上」は14.1%、街頭以外が20.3%です。
被害時の状況としては、施錠なしで被害に遭っている割合は36.1%。
単独犯が多いのが特徴で、成人の場合、76.6%。少年の場合58.5%が単独犯です。少年の割合は2.5%。
今回のコンビニ駐車場での仮眠中の車上狙い対策としては、コンビニの駐車場はもはや安全ではないので仮眠しない、ということになりますが、車を駐車する場合には防犯カメラなどが設置されている防犯力の高い駐車場を選ぶということも重要なポイントとなります。
駐車場の防犯対策