防犯ブログ
- 侵入手口
2009年12月02日
車上荒らしきっかけ、免許で住所特定 自宅、別荘で繰り返す /神奈川
[車上荒らし]で自宅や別荘の住所を割り出し、空き巣を繰り返していた男が4人が逮捕されました。
●別荘に空き巣に入ったとして、県警捜査3課などは30日、横浜市泉区下飯田町、無職男(42)=窃盗、住居侵入罪で起訴=ら4人を窃盗と住居侵入容疑で横浜地検小田原支部に追送検した。
県警によると、容疑者らは車上荒らしをきっかけに被害者の自宅や別荘を割り出し、空き巣を繰り返したという。
送検容疑は8月26日ごろ、横須賀市の男性会社役員(68)が所有する群馬県嬬恋村の別荘に窓を割って侵入し、液晶テレビ1台(時価4万円相当)などを盗んだとしている。
容疑者らは7月下旬、藤沢市の公園駐車場に止めてあった男性の車で車上荒らしをしたうえ、車内にあった免許証を基に同日、男性の自宅へ空き巣に入った。さらに男性方にあった公共料金の明細書から別荘を知ったという。
県警は、容疑者らが県内を中心に車上狙いや工場荒らしなど200件近く(被害額約5000万円)に関与したとみて追及する。4人はかつての勤務先などで知り合ったといい、調べに「生活費、遊興費が欲しかった」と容疑を認めているという。
(12月1日 毎日新聞より引用)
まず「車上ねらい」。駐車場や路上に駐車されてある自動車の窓を割って中のバックなどを物色。
運転免許証などから自宅住所を割り出し、「侵入窃盗」。
そしてその自宅から公共料金の明細書を見つけ、別荘の住所を調べ、侵入窃盗。
一度食べたら二度おいしいって何かのCMでありましたが、とことん盗む尽くすという恐ろしい方法です。
被害に遭われた男性は三度同じ泥棒に盗まれたことになります。
同じようなことは[ひったくり]でも発生する可能性があります。
鞄をひったくったら、免許証と自宅の鍵が入っていて「侵入窃盗」
ひったくりで現金を盗まれる、自宅にも侵入されるで、被害は拡大します。
そこにクレジットカード、銀行カードなどがあり、手帳などに暗証番号かそれを推測できるような個人情報があればそこからも現金が引き出されたり不正に使用される可能性があります。
鞄に何でも一緒に入れるのはぜひ避けたいものです。
やはり、各々の犯罪に遭わないための防犯対策が必要です。
「車上ねらい」をされないためには、防犯力の高い駐車場に駐車し、車の中にバックなどを残さない、鍵は必ず掛ける、自動車盗難防止装置を設置するなどがあります。
「ひったくり」対策としては、鞄は斜めがけにする、車道側に鞄を持たない、後ろから走ってくる自転車・バイク・自動車に注意する、夜間人通りの少ない道を出来る限り避ける、現金や貴重品などは防犯カバンに入れて持つといったことがあります。
そして「空き巣対策」ホームセキュリティ、補助錠、防犯カメラなどシステムを設置することも大切ですが、「見通しを良くする」ことも重要です。
泥棒がこの家は避けようという気持ちにすることが大切です。