防犯ブログ
- 侵入手口
2009年12月12日
窃盗行脚343件。電車に折りたたみ自転車持ち込み移動。
電車で移動し、折りたたみ自転車で下見をしながら空き巣を繰り返していた男が捕まりました。
●山梨県警笛吹、日下部両署と県警捜査1課の合同捜査班は10日、住所不定、無職男(68)(窃盗罪などで公判中)が逮捕される今年3月までの約7年間に山梨など11県で計343件、被害額約2500万円の窃盗をした疑いがあると発表した。
折りたたみ自転車を持って電車で移動し、電車の沿線を中心に犯行を重ねていたという。
被告は2002年5月頃〜09年3月の間、山梨、宮城、群馬など11県で343件の盗みをした疑いがある。このうち県内の被害は甲府、笛吹、甲州の各市などでの約100件、計約360万円。
折りたたみ自転車で移動しながら昼間に一戸建てなどを下見し、深夜に無施錠の玄関や勝手口から侵入して現金を盗み、生活費や遊興費に使ったという。
(12月12日 読売新聞より引用)
下見を自転車で行い、ターゲットを定めて夜に侵入する。
狙いは「無施錠」の玄関や勝手口のある家。
平成20年、「無施錠」の玄関からは6285件、非常口18件、その他出入口4973件、窓11938件と非常に多い被害件数です。「ガラス破り」とともに一般家庭では特に注意が必要です。
泥棒が「下見」をするのは完全犯罪を狙っているから。簡単に言えば「捕まりたくないから」です。
「いかに人目につかずに泥棒をして逃げることができるか」ということです。
そのために「人目につかずに侵入できる家」をターゲットに選びます。
無施錠な窓や玄関のある家は打ってつけ。なんの破壊工作もせず入れるわけですから簡単なのです。
こうした「下見」の時点で「ここはやばいので止めよう」と感じさせるのが空き巣対策のポイントです。
なぜやばいかというと、泥棒の嫌いな環境、つまり人目につきやすいからなのです。
泥棒防止4原則、「目」「音」「光」「時間」は全て「人目につきやすい環境」つまり泥棒の嫌いな条件です。
こうした嫌がる環境を防犯システムなどを実施してつくり、建物外部でそうした防犯対策が実施されていることを知らせることが最も大切なのです。
予防防犯