防犯ブログ
- 工場安全対策
2009年12月24日
工場爆発 4人死亡 汚泥除去作業中.
大阪の工場で爆発があり、4名の従業員がなくなる事故が発生しました。
●24日午前8時50分ごろ、大阪市淀川区東三国3、森田化学工業(本社・大阪市中央区、森田康夫社長)の神崎川事業所から、「4人が転落し負傷した」と119番があった。大阪府警によると、男性社員4人が死亡した。4人は三フッ化ホウ素の貯蔵タンク上(高さ約8メートル)でメンテナンス作業をしていたところ、突然、爆発があり、吹き飛ばされたという。府警は業務上過失致死の疑いで捜査を始めた。
府警淀川署などによると、5人はこの日午前8時半から、工場建物内にあるタンク内にたまった汚泥を取り除く作業をしていた。4人はタンクの上、もう1人はタンク下にいた。タンク下にいた社員が電気ノコギリでタンクに穴を開けていたところ、爆発が起きたという。同署はノコギリで切断していた際に出た火花が何かに反応し、爆発した可能性があるとみて、詳しく調べている。被害に遭った社員の中には、爆風で激しく吹き飛ばされて工場の屋根を突き破り、屋根の上で見つかった人もいたという。
同社は、石油樹脂精製の触媒に使うため、三フッ化ホウ素を貯蔵していた。
三フッ化ホウ素は有毒だが、直接、引火することはない。
現場は市営地下鉄東三国駅北約1キロの神崎川沿いに並ぶ工場地帯。森田化学工業は、ホームページによると1935年11月設立。リチウム電池用のフッ素化合物やガラスの乳白剤、人工血液・血管の原料などの医薬品関係の製造・販売を手がけている。
◇01年にも死亡事故
森田化学工業神崎川事業所では、01年10月にも事業所内のバルブが壊れ、作業していた社員1人がバルブから噴き出したフッ化水素酸を浴びて死亡。07年1月にも劇物の塩化水素ガスが漏出し、付近で作業していた廃材業者の従業員2人がガスを吸い込んで軽症を負う事故があった。
(12月24日 毎日新聞より引用)
長引く不況で「派遣切り」や「派遣村」が昨年度の年末には話題になっていました。
今年1年、景気は上向くことなく、人員削減の波は今後も継続するものと思われます。
そうしたときに、もし万が一従業員が倒れたら・・・。
少人数で管理運営している工場では一人で広域の管理を行っていることが多く、誰にも気が付かれない、といった可能性もあります。
そうしたときには安心なのが「倒れコール」
不測の事故発生時に周囲及び離れた事務所などに異常発生を知らせることが可能です。
人の転倒(倒れ)を検知し、無線信号を自動送信します!
同時に大音量の警報音で報知します。
装着した人が、設定時間以上倒れた状態を続けると、異常事態とみなして警報音がなり、同時に小電力無線信号を自動送信しますので、離れた事務所でも異常を知ることが出来ます。
信号を受信した事務所の受信機が、フラッシュライトを作動させ異常をお知らせします。
付属のソフトケースをしようする事で、ズボンのベルトなどに装着可能です。
少しでも早く異常発生を知ることが、従業員の命を助けるためにも大切です。
企業にとり、こうした事故が発生することは信用問題となります。