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2010年01月21日 「ルイ・ヴィトン大阪心斎橋店」で窃盗事件!警備員が「まさか!」

21日の早朝に大阪心斎橋の「ルイ・ヴィトン大阪心斎橋店」でまたまた窃盗事件が発生した。
昨年の年末から今年の年始に東京で発生した強盗事件・窃盗事件が大阪にも飛び火したのだろうか。

記事によると、地下の詰め所で警備員が警報音を聞き、急いで店舗前に駆け付けたそうですが、目の前を白いセダンが急発進。窃盗団を取り逃がしてしまったそうです。

警備員が警報音を聞き、現場に急行する時間としては3分程度(記事では強化ガラスを割って3分後に段ボールを持ち出したと書いてある。)だったのではないでしょうか。

こんなにすばやく犯行を実行されてしまったら仕方がないのかもしれません。
3分間で窃盗を実行しようとする窃盗団ですから、相当の計画をして犯行をおこなったのではないかと思います。

この事件は防犯機器を設計・施工をおこなっている私達にとっても「ショック」な内容です。
それでは全く対処できないのか!と言えばないのかも知れませんが、何とか未然に防止することが出来ないのかを考えたいと思います。

まず、ショーウインドーのガラスが「強化ガラス(厚さ約2cm)」であったそうですが、これが「防犯ガラス」であったならば、事件の内容も違っていたのではないでしょうか。

「強化ガラス」はそもそも割れにくいガラスですが、割れてしまうガラスです。一旦割れてしまえば粉々に割れてしまいます。粉々になることによって、もし人に当たっても人を傷つけないようになっています。
いくら強化された「強化ガラス」でも割れてしまえば防犯対策としては意味を成しません。

反対に「強化ガラス」であったために、窃盗団も侵入する時にケガもせずに侵入出来たのではないでしょうか。(あくまでも推測です。)

それとは違い「防犯ガラス」であれば、侵入するに手間(時間)がかかり、もしかすれば侵入を諦めていたかも知れません。「防犯ガラス」はガラス本体は割れてしまいますが、中に入っているフィルムなどで貫通できないような構造になっています。「貫通出来ない」=「侵入出来ない」ことですので、防犯効果は十分あります。

少なくても侵入された場合にその他の防備がない場所については「防犯ガラス」にしておくことが大切だと思います。

また、警備員の話で「まさか目の前で起きるとは・・・」と語っているそうですが、人間の心理としては「まさか自分が経験するとは・・・」と考えてしまいます。しかし、「まさか」では済まされないことは世の中では多くあります。防犯についても財産を奪われることですから済まされないことの1つではないでしょうか。

防犯システムを設計・施工をおこなう私達は、その「まさか!」を色々と現場に合わせて検討してより安心できる防犯システムを今後も考えていきたいと思います。
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