防犯ブログ
- 犯罪手口
2010年02月15日
カニ泥棒の夫 妻を置き去りにして逃走「カニ食べたかった」
鳥栖署は11日、鳥栖市のショッピングセンターでカニを盗んだ窃盗の疑いで、福岡県久留米市津福今町、無職、塚本哲也容疑者(62)を逮捕しました。
塚本容疑者は妻と買い物中、気づかれないよう妻が持っていた手提げ袋にカニを入れ、店外に出ようとしたところを警備員に呼び止められました。
夫婦で店の事務所に連れていかれる間に、妻を残して逃走したということです。
逮捕容疑は1月20日午後5時半ごろ、同店でボイルタラバガニ2パック(3400円相当)を盗んだとされます。
塚本容疑者は「カニを食べたかった」と容疑を認めています。
<2月12日13時2分配信 毎日新聞より>
捕まりそうになったカニ泥棒の夫が妻を置いて逃げたという事件です。
妻の方は夫がカニを盗んだことを知っていたのか不明ですが、逮捕されたのが夫だけのようですから巻き込まれただけかもしれません。
それにしてもその場から置いて行かれた関係ない妻の気持ちはどんなものでしょうか・・・。
万引きの多い店というのは理由がはっきりしていることが多いようです。
店員がいないことが多い、店員の勤務態度が不真面目で注意して見ていない、お客さんの数が多くてまぎれての犯行が可能、死角が多い、商品の在庫等の管理がきちんとされていない(商品が盗まれても犯行が発覚しにくい)など、様々です。
ただ、最も考えられるのは防犯カメラが設置されていないことでしょう。
人の目による監視というのは完全ではありません。
24時間休みなく監視することは不可能ですし、一人で全ての店内をカバーするのは無理です。
複数の店員を雇うと人件費がかさむことになります。
防犯カメラだと映像を記録することができ、あとで犯罪の証拠として活用することができます。
(人の監視だと現行犯逮捕でないと難しいでしょう)
また、24時間監視し続けることも可能です。
設置する際、設備投資としてのコストがかかりますが、あとはメンテナンス費用と電気代程度で済みます。
人件費のように同じコストが永遠に続く訳ではありません。
万引き被害が店の経営に深刻な影響を与えているところもあるようですが、防犯カメラや万引き防止器を設置する費用と万引き被害が減少した場合の金額を比較してみると、高すぎる買い物ではなくなります。
もし、何も防犯対策をしておらず、万引き被害に困っている方、オーナー様がいらっしゃれば一度検討してみるのはいかがでしょうか。
防犯カメラがついている店とついていない店、万引き犯がどちらを狙うかは明らかです。