防犯ブログ
- 侵入手口
- 泥棒小話
2010年02月23日
「ガラス破り」手を怪我して血痕で自宅割り出し逮捕。
「ガラスで指けが 血痕たどって男逮捕」
●静岡県警清水署は22日、静岡市清水区上2、派遣社員男(42)を窃盗未遂と建造物侵入容疑で逮捕した。
男は20日未明、病院の窓ガラスを割って侵入した際、指を負傷。
約1キロにわたって落ちていた血痕を署員がたどり、自宅を割り出したという。容疑者は自分で救急車を呼び、同市葵区内の病院に22日まで入院していた。
逮捕容疑は、20日午前0時半ごろ清水区内の病院1階の窓ガラスを割って侵入し、事務室などを物色。現金などが見つからず、何も取らずに逃げたとしている。
「生活が苦しくてやった」と供述し容疑を認めており、窓ガラスを破って左手を突っ込み、鍵を開けようとして人さし指を深く切ったという。
同区内では今年、同じ手口の事務所荒らしが約10件あり、同署で関連を調べている。
(2月22日毎日新聞より引用)
救急車で入院までしているとはよっぽど深い傷で、出血も酷かったのだと思われます。
その血痕を辿って自宅を探し出し、犯人逮捕につながるというのは稀なケースで、聞いたことがありません。
以前に弊社が防犯システム「フォグガード」を納入した宝石貴金属店。以前より警備会社とは契約していましたが数回泥棒に侵入されており、追加で抑止・威嚇機器を設置されました。
この「フォグガード」は侵入者をセンサーが検知すると瞬時に霧を噴射し、犯人の視界を遮り犯行を継続させない、というもの。
さて、この宝石貴金属店に侵入した泥棒。
侵入を検知して「フォグガード」が噴射。真っ白な霧が店内に充満、視界を遮ります。
ショーケースを割ったものの中に手を突っ込み、驚いて手を引っ込めるときに手を怪我しました。
ほとんど商品は取られず、被害は最小に抑える事ができ、非常に喜んでいただきました。
爆窃団など短時間で犯行を終了する窃盗団対策として最も効果があります。
このときは血痕から犯人逮捕にはいたりませんでしたが犯人は痛い目にあいました。