防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2010年03月09日
神奈川 電器店の扉にロープ掛け、車で引っ張り壊す手口
8日朝、神奈川・愛川町の電器店で扉が壊され、ゲーム機など43万円相当が盗まれました。
警察は窃盗事件として捜査しています。
事件があったのは愛川町の電器店「ノジマ」愛川店で、8日午前6時前、出入り口の扉が壊され、店内にあったポータブルゲーム機など23点(計43万円相当)が盗まれました。
警察によると、店の扉の取っ手にロープのようなものがくくりつけられた跡があり、何者かが車で引っ張って扉を壊し、店内に侵入した可能性があります。
付近の住民が現場から走り去る白い乗用車を目撃しているということで、警察は逃げた車の行方を追っています。
<3月8日12時53分配信 日本テレビより>
現場でのセキュリティシステムの有無は不明ですが、住民の目撃証言を基に逃げた車を追っているということなので、入口付近に防犯カメラが設置されているということはないのでしょう。
建物に侵入されてから動作するセキュリティシステムでは遅いという現場があります。
そのようなところに対しては、建物に近づけさせない、建物に近づき、敷地内に侵入した時点で動作するようなセキュリティシステムが有効です。
犯行は1分1秒を争います。
泥棒としてはとにかくその場を早く離れたい、という心境です。
逆に考えると、侵入するのに時間がかかると思わせれば、ここは面倒だ、他にところにしようと侵入のターゲットから外れるかもしれません。
しかし、今回の泥棒のように車で扉を引っ張って壊すような荒々しい手口に対しては、普通の対策では対抗できません。
電器店ともなると大量の高額商品がありますから、多少の危険性を犯してでも犯行を行う価値があると判断する泥棒が必ずいます。
車で突っ込んでくるような手口を防ぐことはほぼ不可能です。
侵入を防げないのであれば、侵入後、それ以上の犯行を継続させないフォグガードシステムのような特殊な防犯対策が必要です。
フォグガードシステム(霧を噴射して泥棒の視界を遮ります)