防犯ブログ
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2010年03月16日
大阪の路上で異音をさせ、確認に出た隙に高級車盗難。
「異音確認のすきに乗り逃げ」といった新たな手口での自動車盗難が大阪で連続発生しており、注意が必要です。
●10日午前10時20分ごろ、大阪市浪速区敷津東の路上で、青果業の男性(60)=堺市西区=が乗用車を発進させた直後、左後部タイヤから異音がしたため、確認のため車を降りて後方に回り込んだところ、何者かが運転席に乗り込んで急発進させ、北に逃走した。
車内には現金約20万円を入れたセカンドバッグなどもあり、浪速署が窃盗事件として調べている。
浪速署によると、車はトヨタ・セルシオ(約400万円相当)で、男性は後方から「カシャカシャ」という音がしたため車を止め、キーをつけたまま降車。かがみこんでタイヤを確認していたところ、車が急発進したという。
現場は大阪木津地方卸売市場前の路上。
男性はこの日午前4時半から市場内にある青果店で仕事をしていたという。
府警によると、大阪市内では昨年10月下旬以降、駐車中の高級車のタイヤにリング状の金属を張り付け、異音に気付いたドライバーが確認しているすきに乗り逃げする事件が8件発生。車は直後に乗り捨てられて見つかるケースが大半といい、府警は今回の事件も同一犯とみている。
(3月10日 産経新聞より引用)
以前から多かったのは、高級車にわざと追突して、話をするために乗用車から降りた隙に、別の人間が乗り込んで乗り逃げする、という手口でしたが、今回は駐車している間にタイヤにリング上の金属を貼り付け、音がなるようにして音に気が付いてタイヤを見に車を降りた隙に乗用車に乗り込み車内のカバンや現金を盗むという手口です。
乗用車そのものを現金化するのではなく、中のカバンや現金が目的のようで、乗用車は近くに乗り捨てられているようです。
同じような手口で既に9件発生しているので注意が必要です。
やはりこうした手口に対応するには、「どんな短い時間でもキーを挿したまま施錠せずに車から離れない」ということです。
「まさか・・」という気持ちがあるのでしょうが、犯人はそうした隙をついて犯行に及ぶのです。
今回はタイヤに金属リングを取り付けて音を立てる、という方法でしたが、この方法がニュースなどで紹介されると、又次の方法を考えつき行うのです。
そうした犯罪があることを常に意識し、防犯意識を持って施錠。キーは持参、を徹底いただきたいと思います。