防犯ブログ
2010年04月12日 窃盗:押し入れの中に3時間...岩出署捜査員、執念の張り込み 犯人"御用"
何度も同じ家に侵入してた犯人を警察が執念で逮捕しました。
押し入れの中にも3時間−−。一人暮らしの高齢者を狙った連続窃盗犯を捕まえようと、岩出署の捜査員が被害者宅の押し入れに毎日3時間張り込み、6日目の6日夜、紀の川市の少年(16)を窃盗などの疑いで現行犯逮捕した。
容疑は、同日午後6時50分ごろ、同市の男性(83)方に侵入、862円入りの小銭入れを盗んだとされる。
同署によると、3月25日と同31日に財布や鍵の束を盗まれたと、男性が同署に相談。いずれも入浴中の被害だった。被害が少額のため「若者の犯行で再犯の可能性がある」とみて、若手捜査員5人が交代で、4月1日から犯行時間帯の午後5〜8時、寝室の押し入れなどに身を潜め張り込んでいた。6日夜、少年が侵入し財布を抜き取る姿を、高さ90センチの押し入れの中で身をかがめていた捜査員が、1センチのふすまのすき間から確認、取り押さえた。調べに、少年は「何回も(男性宅に)侵入した」と話しており、同署は余罪を調べる。
少年の姿を確認した伊田祐樹巡査(27)はスキューバダイビングの講師から転身し、4月1日に同署に配属されたばかり。「日がたつにつれ不安になったが、捕まえるまで続けるつもりだった」と話している。男性は逮捕時入浴中で、後から聞かされて「よかった。ありがとう」と話していたという。
(4月8日 毎日新聞より引用)
お年寄りが「入浴中に鍵や財布を何度も盗まれた」という相談きちんと向き合って
押し入れの中に張り込み、逮捕した、というのはほんと凄いです。