防犯ブログ
- 侵入手口(事務所)
- 侵入手口(店舗)
2010年04月01日
「事務所荒らし」670件。カードを盗みATMで現金引き出す。
事務所荒らし670件を自供した泥棒。
よく670件もの犯行を覚えていたと思うのですが・・。
その手口は「ガラス破り」でした。
●福岡県警久留米署は31日、同県久留米市津福本町、無職男(39)を窃盗などの疑いで逮捕したと発表した。
男は約670件の余罪を自供。同署はこのうち、265件(被害総額3326万円)を確認し、12件(同996万円)分について送検した。
逮捕容疑は、昨年9月20日午前4時15分頃、同市中央町の事務所で約25万円と通帳などを盗んだ疑い。
同10月に逮捕されるまで約8年間、同市を中心に事務所や店舗のガラスを割って侵入し、現金やカード、通帳などを盗み、現金自動預け払い機(ATM)から現金を引き出す犯行を繰り返していた。
(3月31日 読売新聞より引用)
この泥棒の恐ろしいのが、カード、通帳を盗み、現金を引き出しているところです。
現金だけだと、そんなに高額な現金を置いていない会社や店舗がほとんどですが、
通帳やカード、となると話は別です。被害額が高額になる可能性があります。
「どうやってカードの暗証番号が分かったのか?」
疑問に思われますが、何件かのうち、会社の電話番号 などと一致するものがあったり、どこかにメモ書きで暗証番号が記載されていたものがあったのだと思います。
自分のカードの暗証番号には気を使っても、
出納担当者は覚えやすい番号にしている可能性があります。
又、休んだ時のためにと、どこかに番号のメモを残していることが多いのです。
そういうところから暗証番号を見つけ出し、ATMで引き出していたのだと思われます。
暗証番号がメモ書きされていたり、会社の電話番号であった場合には
銀行側の保証はありません。
金庫を過信して通帳、カード、印鑑などを保管しているとしたら即刻やめて、別の場所に分けて保管すべきだと思います。
そして、事務所・店舗 防犯システムを設置すること。
そうすることが犯罪に遭わない環境を作ることであり、被害を未然に防ぐことになるのです。