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2010年04月30日 ホテルで「地デジ対応TV」の盗難相次ぐ

又一つ、盗まれるものが増えました。
ホテルの場合、持ち帰っていいのは、便箋セット、持ち帰り可能と記載されたスリッパ、シャンプーやリンス、歯ブラシなど。
浴衣やタオル、灰皿、ドライヤーなどは持ち帰ると窃盗ですよね。
それでも時々盗まれることがあるようですが、その盗まれるものの中に、高額商品が追加されました。
「地デジ対応TV」です。


●地上デジタル放送に対応した薄型テレビの普及が進む仙台市とその近郊のホテルで、客室からテレビが盗まれる被害が相次いでいる。
ブラウン管テレビと違い、軽くてコンパクトな薄型テレビはバッグなどに収まり、不審がられずに運び出せるためだ。
2011年7月の地上デジタル放送の完全移行に向けて、ホテルの防犯態勢も「地デジ対応」を迫られている。

 今年1月初め、大きな布バッグを抱えた男(31)が仙台市中心部のホテルをチェックアウトした。
バッグの中には客室備え付けの薄型テレビ1台が入っていた。
 この日は、初売りのために仙台を訪れていた宿泊客が多かった。
バッグを抱えた男はホテル従業員にも初売り客のように見え、誰にも疑われずホテルを後にした。
 男はほかにも、同様の手口で薄型テレビの窃盗2件を繰り返したとして起訴され、4月中旬に懲役3年6月の実刑判決を受けた。
 被害に遭ったホテルの関係者は「客室のテレビは盗まれないと思い込み、バッグにテレビが入っているとは想像もしなかった」と振り返り、「薄型に代わったのに警戒意識はブラウン管時代のままだった」と反省する。
 ホテルの「地デジ対応TV」のサイズは家庭用よりも小さい15〜19インチが主流でパソコンと大差はなく、重さも数キロしかない。バッグ内に隠されれば、犯行に気付くことは難しい。
 全国のホテルや旅館の保険代理店業務を行う「全旅連事業サービス」(東京)によると、09年夏以降、各地のホテルから薄型テレビの盗難情報が入るようになった。
 薄型テレビを固定する盗難防止器具もあるが、「テレビの設置に加えて受信施設工事で出費がかさみ、購入を見送った」(仙台市のあるホテル)というホテル・旅館も少なくない。
 宮城県ホテル旅館生活衛生同業組合は、薄型テレビに差し込んで地デジを受信するB―CASカードの盗難を警戒し、カードを取り出すことができない機種の購入を呼び掛けてきたが、テレビ本体の盗難は想定外だったという。
 地上デジタル放送への完全移行が迫り、薄型テレビの需要は今春、ピークを迎えた。3月には家電量販店のホテル向け在庫品が品薄になるほどだった。「現在は7割以上の客室で設置済み」(日本ホテル協会東北支部)との見方もあり、普及に伴って被害の拡大が懸念されている。
(4月29日河北新報より引用)

まずTVも盗まれる、という防犯意識を持つことが大切です。
そして、どう盗まれないようにTVを固定するか。
固定したTVを外された時点でフロントに信号が入るようにすることが防犯対策として考えられます。
まずは防犯のプロであるセキュリティハウスに御問い合わせください。

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