防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2010年05月11日
勤務していたときに作った合鍵で窃盗
レストランへの侵入窃盗。
「ガラス破り」「錠破り」といった侵入手口ではなく「合鍵の使用」での侵入でした。
●鎌倉署は10日、建造物侵入と窃盗の疑いで、逗子市池子1丁目、アルバイト店員の容疑者(37)を逮捕した。
4月8日午前1時半から11時半ごろまでの間に、鎌倉市内のレストランに侵入し、現金約15万円を盗んだとされる。
同容疑者はことし1月まで同店で働いていた。
その間に作った合鍵を使い、侵入したという。店の周囲をうろつく姿を目撃されていたという
(5月10日カナロコより一部引用)
従業員やアルバイトが辞めたときに、錠前の交換をきちんとしている店舗や企業はあまりないのではないかと推測します。
しかし、実際にはこういう「合鍵」を使用しての侵入窃盗被害が発生しているのです。
平成21年上半期には、事務所で409件、店舗で222件、一戸建て住宅で380件、マンションなど共同住宅では933件もの「合鍵」による侵入窃盗が発生しています。
企業や店舗で、従業員が辞める度に錠前を交換したり、鍵の保管場所、保管方法を変更していたり、金庫の暗証番号や鍵保管場所を変更されている会社は非常に少ないのが現状です。
コスト面もありますが、頻繁なためついついめんどくさい、というのが実情でしょう。
しかしながら、「合鍵」を使用しての侵入窃盗は現実にこれだけ発生しているのですから、防犯対策は必要です。
もっとも簡単な方法としては、キーボックスによる鍵保管があります。
鍵を暗証番号ロック付きの安全ボックスに入れて保管するというもので、従業員が辞めたら暗証番号を変更すれば錠前を交換する必要はありません。
又、警備システムなどに連動し、こじ開けられた場合にはベル・サイレンなどをその場で鳴らしたり、メールで管理者に異常通報することも可能です。
自主機械警備システムNEXT