防犯ブログ

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2010年05月14日 栃木 女性宅狙った窃盗犯 在宅中は無施錠多い

宇都宮市内で20日深夜から21日未明にかけて、1人暮らしの女性宅を狙った窃盗事件が相次いだことが22日、宇都宮東署への取材で分かりました。

被害件数は2件にとどまっていますが、いずれも犯人は女性が在宅中に無施錠の玄関や窓から侵入したとみられ、一歩間違えば女性に危害が及ぶこともあることから、同署では同一犯による犯行とみて捜査するとともに、地域住民に一層の注意を呼びかけています。

同署によると、20日午後11時55分ごろ、同市御幸町の女性(66)が、茶の間に置いてあった現金約4000円の入ったカバンを盗まれました。
女性が入浴中に、茶の間の窓から何者かが侵入したとみられていますが、窓ガラスなどが割られた形跡はありませんでした。

約1時間後には、約5キロ離れた同市東峰町で、女子大生(21)が約5000円の入った財布を盗まれました。
女子大生がベランダで洗濯物を取り込んでいたところ、物音がしたため、部屋の中を見ると、男とみられる人物が玄関から出ていったということです。
玄関に鍵はかかっていなかったようです。

いずれも被害者は1人暮らしで、アパートや一戸建ての1階に住んでいました。
家人が在宅中にもかかわらず忍びこむという大胆な犯行だが、同署によると「家にいるときには、鍵をかけない人が多い」といい、「電気がついていれば、泥棒は入らないだろう」という心理を逆手にとった犯行といえます。

県警捜査3課は「民家への侵入盗の場合、被害が近隣に集中するケースが多い」と分析。
同署では、今回の2件はどちらも無施錠の玄関や窓が狙われているうえ、「暖かくなると、窓を開けて寝る人が多くなる」(同署幹部)として、地域住民に施錠の徹底を呼びかけています。
<4月23日7時56分配信 産経新聞より>

在宅中、特に就寝前で家人がリビングなどにいる間は侵入されない、電気がついている部屋には侵入されないという認識を持っている人は多いと思います。
しかし、今回の事件のように在宅中でも侵入される事件が増えています。
女性宅・高齢者宅を狙った強盗事件です。
家人が縛られ、その間に現金などの金品が盗まれるという手口もあります。
それだけで済むなら不幸中の幸いですが、最悪の場合は犯人に殺傷される事件も発生しています。

在宅中は無防備になりがちです。
玄関の扉や窓を開けたままで就寝することもあるでしょう。
夏が近づき暑くなってくるとなおさらです。
まずは在宅中でも侵入される可能性があるという防犯意識を持つことです。
例えば、玄関の扉は必ず鍵を閉める、窓も入浴中・就寝時は閉めるなど。

「在宅警戒」という家に居ながら使用していない部屋だけを防犯センサーで警戒する使用方法もありますので、防犯システムや防犯カメラシステムを導入するのが最も効果的な防犯対策ですが、金銭的な面などで抵抗がある人もいると思います。
我が家も狙われる可能性があることを認識するのが防犯意識の第一歩です。
それだけでも随分違った見方ができるようになると思います。

ここから侵入しやすそうだ、ここは狙われるんじゃないか?、鍵は一つだからこれが壊されたら簡単に侵入されるかも?犯人が隠れられる場所が多いなど自宅の「弱点」が色々と分かってくるかもしれません。
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