防犯ブログ
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2010年05月17日
「お経を上げるため」奈良・東大寺の法具盗む
「仏像盗難」が全国で発生していますが、奈良の東大寺では、金属製の法具「三鈷杵(さんこしょ)」と「独鈷杵(どっこしょ)」が盗まれました。
●奈良市の東大寺不動堂から法具を盗んだとして、奈良署は14日、奈良県香芝市下田西、無職男(42)を窃盗の疑いなどで緊急逮捕した。
容疑者は同日午後3時45分頃、東大寺境内にある不動堂に侵入し、護摩壇に置いてあった金属製の法具「三鈷杵(さんこしょ)」と「独鈷杵(どっこしょ)」(長さ約15センチ、4万3500円相当)を盗んだ疑い。
容疑者は「自宅でお経を上げるために本物がほしかった」と容疑を認めているという。
法具がなくなっているのに気づいた同寺の男性職員(61)が、約100メートル北西の二月堂にいた西山容疑者のズボンの前ポケットがふくらんでいるのを不審に思い確認したところ、盗んだことを認めたという。
不動堂の拝観は午前7時30分〜午後5時30分。
2月上旬にも「独鈷杵」が盗まれて新調したばかりで、同署は容疑者との関連を調べる。
(5月15日 読売新聞より引用)
現金に換金するためかと思ったら「家でお経をあげるときに使うため」ということで、そんなに信心深い人が何故?と思うのですが、以前京都での仏像盗難の犯人も自宅に仏像を置いて祈りたかった、といった供述をしていましたので、間違った信仰心で犯行に及ぶ、といった事例もあるようです。
私なんかは「この罰当たりめ。」と思うのですが、そういうことを感じないのが泥棒の泥棒たる由縁だと思います。
やはり泥棒には仏像や宝物に近づけさせない、ということが重要です。
一定のエリア内に入ろうとするとベル・サイレン・フラッシュライトで威嚇撃退。同時に動画で確認。
という寺向け防犯システムをお勧めします。