防犯ブログ
- 放火・火災
2010年05月28日
元従業員が勤務先に放火 辞めさせられた腹いせに
和歌山県田辺市上の山の会社事務所で昨年7月に起きた火災で、田辺署は26日、民家などから金品を盗んだとして窃盗の罪で公判中の御坊市湯川町富安、土木作業員岩嵜馨容疑者(30)を非現住建造物等放火の疑いで逮捕しました。
容疑者は以前、この事業所で勤務していました。
田辺署によると、岩嵜容疑者は昨年7月23日午前2時ごろ、田辺市上の山にあった地盤調査・土地改良会社が事務所として使っていた輸送用コンテナの下でナイロン袋にライターで火を付けた疑いがあります。
この火事で、約97平方メートルが焼失しました。けが人はありませんでした。
従業員の1人が、現場近くで岩嵜容疑者を目撃していました。
コンテナは東西に3台並んでいましたが、一番東側のコンテナに火を付けたということです。
田辺署の調べでは、岩嵜容疑者は2007年9月〜09年1月に正社員としてこの会社で勤務していましたが、無断欠勤などの理由で解雇されていました。
調べに対し「辞めさせられたことに腹が立っていた」などと供述しているということです。
岩嵜容疑者は昨年9月、田辺市内の女性宅に侵入して現金やバッグを盗んだとして、住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されました。
その後、2009年1月〜9月の間に市内で起きた窃盗事件に関与していたことも判明。
和歌山地検田辺支部が9件の事件について、計4度起訴しています。
起訴状によると、事件の被害額は現金や商品券など計約161万円に上っています。
<5月26日17時0分配信 紀伊民報より>
侵入・盗難対策と並んで重要なのが火災対策です。
失火・放火・類焼など様々な要因がありますが、失火・放火などは未然に防ぐことができる可能性があります。
住宅においてけむり感知器の設置が義務化が進められていますが、それ以外にも対策はあります。
小さな火を感知する炎センサーの設置やその場で全自動で消火する装置の設置など、より効果的な火災対策です。
放火対策として、侵入者を建物及び敷地内に侵入させないように防犯センサーを設置したり、防犯カメラで監視することも効果的です。
腹いせに放火されるというのは、被害としては最も大きなものになる可能性があります。
一概に侵入被害と言っても様々です。
窓ガラスやドアが壊される被害だけで盗難被害がない場合もあります。(盗まれるものがなかったためでしょうか)
また、少額の現金が盗まれる被害だけの場合もありますし、金庫ごと数百万円もの現金が盗まれる被害というのもあります。
これはその場にどれだけの金品があるのかという問題と、それぞれの犯人の手口・考え方によるところが大きい問題です。
盗むものがなかったからといってその腹いせに放火する犯人もいますし、現場で家人と鉢合わせしたら焦って持っている凶器で襲ってくる可能性もあります。
どちらにしても万が一の被害、最悪のケースを想定して事前の対策をしておくべきです。
火から守る(火が心配なあなたへ−)
放火対策
全自動消火システム