防犯ブログ

  • 犯罪手口
2010年06月03日 弁護士殺傷事件は民事トラブルが関係か?

「横浜みらい法律事務所」の弁護士が殺害された事件は、非常に計画的であることがその後の調べでわかってきました。

●横浜市中区の法律事務所で2日、弁護士の前野義広さん(42)が刺殺された事件で、現場に落ちていた凶器とみられるサバイバルナイフのような刃物は大型の殺傷能力が高いもので、犯人とみられる男は手袋をしていたことが3日、神奈川県警への取材で分かった。県警では計画的犯行の可能性もあるとみて、現場で目撃された30歳ぐらいの男の行方を追っている。

 前野さんは事務所が受任した離婚調停をめぐるトラブルを抱えていたとの情報もあることから、県警では事務所の受任案件との関連を調べている。

 県警によると、凶器とみられる刃物は事務所内の床に倒れていた前野さんの近くに落ちていた。刃渡りの長いサバイバルナイフのような刃物で、血痕が付着していたという。

 2日午後、外出先から帰ってきた事務所の女性事務員が、刃物を持った男と前野さんがもみ合っているのを発見。女性事務員が警察に通報するため、ビルの外に出た際、ビルの階段を駆け降り、北の方向に走って逃げるのを目撃した。事務員と男は面識はなく、事前のアポイントもなかったという。

前野弁護士が所属する「横浜みらい法律事務所」は主に民事事件を扱っているという。
同事務所は所長の影山秀人弁護士と前野弁護士の2人が所属。影山弁護士はオウム真理教信者に殺害された坂本堤弁護士と親しく、「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」事務局長を務めている。
(6月3日 産経新聞より引用)

警察では扱っていた民事事件をめぐる何らかのトラブルが事件の背景になった可能性もあるとみて調べています。

弁護士事務所も、今まであまりこうしたトラブルが表面化してきませんでしたが、逆恨みなどで脅されたりすることはあるようです。
電話はもちろんのこと事務所に訪問して暴言を浴びせたりは序の口。
嫌がらせなども発生しています。
今回のように生命の危機となると「大変」では済ませることができません。
きちんとした防犯システムをお勧めします。

●アポ無の方がオフィスの中に簡単に入れないように電気錠を設置し、TV付きインターホンなどで確認してから開錠する。
●万が一揉めたり、暴力行為があった場合にはすぐに無線タイプの非常用押しボタンを押して緊急通報を行う(外部に助けを呼ぶ)
●応接室の様子が事務所で把握できるよう、カメラと集音マイクを取り付け、自動録画する。
といったことが必要です。

又、夜間不審者が侵入し、パソコンを盗んだり、放火したりという可能性もありますので
侵入警戒システムと連動させることがお勧めです。機密保持の立場からもきちんとした防犯対策をとるべきだと考えます。
事務所の防犯対策

加盟企業専用ページはこちら