防犯ブログ

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2010年07月09日 大阪 吹田貨物駅の工事現場から鉄板770枚盗まれる

鉄道・運輸機構国鉄清算事業団西日本支社は7日、建設中の吹田貨物ターミナル駅(大阪府吹田市芝田町、仮称)の工事現場から、約15トン分の鉄板約770枚(約515万円相当)が盗まれたと発表しました。

被害届を受理した吹田署が窃盗容疑で捜査しています。

同社によると、盗まれたのは線路をつなぐ「継目板」と呼ばれる鉄板。
6月30日に継目板は全920枚あったのが確認されていましたが、今月5日午前10時ごろ、担当者が少なくなっているのに気づいたということです。

工事現場のフェンスや出入り口の鍵は壊されておらず、同署は作業中に何者かがトラックで持ち出した可能性もあるとみて調べています。
<7月7日20時6分配信 産経新聞より>

駅の工事現場から鉄板770枚(約15トン)が盗まれたという事件です。
1枚当たり6〜7千円の鉄板のようですが、770枚も盗まれると515万円もの金額になります。
トラックで盗んだ可能性もあるということで、複数犯による組織的な犯行かもしれません。
現場の詳しい状況は分かりませんが、おそらく現場には無断で容易に立ち入ることができたのでしょう。
鉄板なんか盗まれることはないだろう、という油断があったのかもしれません。

しかし、数年前に金属窃盗が流行したことは記憶に新しいと思いますが、今の時代、何が盗まれるか全く分かりません。
こんなものがというものが大量に盗まれることがあります。

先日エアコンの室外機が盗まれたという事件で、業者が逮捕されましたが、事件が発覚して報道されるのを見ると、なるほどと思う事件も多いです。
犯罪者の目の付けどころは敵ながらあっぱれと思うところもあるほどです。
昔より物の売買(転売)方法が増えたことも窃盗犯罪が増加する要因の一つでしょう。

中古品の買い取り業者(リサイクルショップ)、ネットオークションやネットでの呼びかけによる個人間取引、バザーへの出店など様々です。
オークションで驚くほどの新品を大量にしかも何度も出品している人がいますが、もちろん正規の業者さんもいるでしょうが、何か怪しいなと感じる場合もあります。
盗品をオークションで売りさばこうとしている場合もあるでしょう。

犯罪件数を減らそうと思ったら、このような転売方法の一つ一つの規制強化が必要です。
犯罪者は、常に抜け穴を探してうまく利用します。
それを一つ一つ潰していくことも大きな視点でみると社会が行う防犯対策ということになります。

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