防犯ブログ

  • 犯罪手口(寺社仏閣)
2010年08月10日 群馬 賽銭泥棒 現金約500円盗まれる

吾妻署は9日、窃盗の疑いで、中之条町折田、土木作業員、田村勝容疑者(22)を逮捕しました。

同署の調べでは、田村容疑者は7月22日夜、同町内の寺にある賽銭(さいせん)箱の引き出しをこじ開け、現金約500円を盗んだ疑いが持たれています。

同署によると、田村容疑者は容疑を認め、「遊ぶ金がほしかった」などと供述しているという。
<8月10日7時55分配信 産経新聞より>

賽銭箱の中の現金が盗まれても、盗まれた額としては大した金額にはならないことがほとんどでしょう。
今回被害に遭われたお寺でも、盗まれた現金としては約500円ということでした。
問題なのは、賽銭箱自体を傷つけられたということです。

お寺によっては非常に高価な賽銭箱を置いていたり、年代物で価値がある場合や、代用品がもう存在しないという場合もあるでしょう。
現金よりそちらの方が被害に遭わないか心配です。

このように泥棒に入られても、単に現金や貴金属などの金品が盗まれる被害だけでなく、侵入する為に扉やガラスを破壊したり、家の中を荒らすことがあります。
家に帰ってきたら、部屋の中が無茶苦茶だったというのはテレビドラマだけの話ではありません。
被害者の方は、その後もそこで生活しなければならないのです。

ガラスが割られてもそのままにはしておけませんし、扉の鍵が閉まらないのであれば意味がありません。
それらを元の状態にするにはお金も時間も手間もかかります。
こういったことは実際に被害に遭わない限りなかなか分からないことでしょう。
被害に遭ってから防犯対策しようと考える人が多いのは、被害に遭ってはたまらんということを実感したからだと思います。

しかし、一番良いのは、そのような思いを実感する前に、つまり何も被害に遭わないうちから、用心として防犯対策をしておくことです。
そうすれば嫌な思いをすることがなく過ごせるからです。
お寺・神社・重要文化財の防犯対策

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