防犯ブログ

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2010年08月19日 滋賀 市立病院の窓ガラス割られ現金13万円盗まれる

長浜市立湖北病院(同市木之本町黒田)は18日、院内の窓ガラスが割られ、現金13万7870円が盗まれたと発表しました。
同病院は、19日に木之本署に被害届を提出する予定です。

同病院によると、18日午前8時半ごろ、当直明けの職員が、外来病棟と医事課のカウンターの窓ガラスそれぞれ1枚が割られ、医事課内のロッカーにあった手提げ金庫がこじ開けられ、患者から受け取った診療費や釣り銭用の現金が盗まれているのを発見しました。

17日午後10時ごろに、別の職員が退勤した際には異常はなかったという。
<8月19日7時56分配信 産経新聞より>

窓ガラスが割られ、金庫を荒らして現金を盗むという典型的な窃盗事件が発生しましたが、起こったのが市立病院というところに驚きます。
病院という場所柄、きちんとした防犯対策がなされているというイメージなのですが、そういうところばかりではないということでしょうか。

今回の被害と言えば、窓ガラスと手提げ金庫の破損と現金約14万円の盗難ということになるようですが、何も防犯対策をしていない状態でこれだけの被害で済めば安い方なのかもしれません。
病院には他にも守るべきものがたくさんあります。
患者さんの個人情報が記されたカルテ等の重要書類、高価な医療機械や器具、ベッドや机、パソコン、テレビなど挙げればきりがないほどです。
これらを無防備な状態のままにしておくのは非常に危険です。
病院の信用問題、イメージにも大きく影響を及ぼす可能性があります。

泥棒に入られた病院というイメージは決して良いものではありません。
安心して通院、入院しようという気にはならないでしょう。
この信用やイメージという目に見えない重要なものは、壊れるのは一瞬ですが、元の状態に戻すのは至難の業です。

うちには盗られて困るようなものは何もないからお金を掛けた防犯システムなど不要だ、と考える人は多いでしょう。
しかし、実際に被害に遭って初めて分かった、ないと困るもの、生活に支障をきたすものというものが必ず存在します。
それを守るために事前の防犯対策が必要となるのです。
病院施設セキュリティ(病院の防犯対策)

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