防犯ブログ
- 犯罪手口
2010年08月30日
神奈川 数百円のために公衆電話破壊 4少年逮捕
◇結局取れず断念
公衆電話を壊して現金を盗もうとしたとして、神奈川署は28日、少年4人を窃盗未遂容疑で逮捕しました。
容疑は28日午前4時35分ごろ、横浜市神奈川区三ツ沢西町の三ツ沢公園内に設置された公衆電話から現金を盗もうとしましたが、壊しきれず断念したとしています。
同署によると、4人は私立高1年の男子生徒(17)ら同市保土ケ谷区に住む16〜19歳の少年。
バールやハンマーを用意し、園内の自動販売機を狙ったが果たせず、近くの公衆電話を狙ったと供述しているということです。
約1時間かけ電話機を壊しましたが、最後の料金箱を空けきれず、明け方、帰宅するところを110番通報で駆けつけた捜査員に見つかりました。
4人は「お金がほしかった」と認めていますが、同署員は「入っていても数百円だったろうに」とあきれ果てています。
<8月29日12時0分配信 毎日新聞より>
盗まれるような高価な物は置いていないのに・・・。
泥棒に入られ、家の中がめちゃくちゃに荒らされてしまった被害者の方の「なぜ自分の家が狙われたのか?」という気持ちを表しています。
泥棒にとって、その家に高価な物があるのかないのかというのは外からでは分かりません。
もちろん高級住宅街であればそれなりに金品が置いている可能性は高いでしょうが、一般的な住宅やマンションであればその区別はつきません。
逆に何も置いていないと思っている人ほど油断している可能性が高いので、容易に侵入でき、犯行を行うことができると感じることもあるでしょう。
どちらにしても泥棒は無差別に犯行を行います。
この家の住人は良い人だから侵入するのはやめておこうなどと考えるような泥棒はいません。
とにかく侵入しやすいかどうか、金品が置いてあるかどうか、無人かどうかなどのポイントを重視するだけです。
もうひとつ重視するのが防犯対策の有無です。
防犯システムが設置されている家は、それなりの金品が置いている可能性が高いものの、逆に自らの犯行が騒ぎになって自分の首を絞める可能性も高くなるからです。
それでも犯行を行おうとするリスクの高い場所を選ぶ泥棒もいるでしょうが、ほとんどはそのリスクを避けます。
それを狙って事前の防犯対策を行うのです。