防犯ブログ
- 犯罪情報
2010年09月15日
おやじ狩り高校生3人 現場付近の防犯カメラに映り御用
通行人を金属バットなどで殴ってけがを負わせ、現金を奪ったとして、警視庁少年事件課と杉並署は、強盗致傷容疑で、東京都杉並区の高校1年の男子生徒(16)ら同級生の少年3人を逮捕しました。
同課によると、いずれも容疑を認めています。
男子生徒らは「これまで同じような強盗を1件、酔っぱらいを狙った窃盗を10件くらい、オートバイ盗を十数件やった」と話しており、同課は裏付けを進めています。
逮捕容疑は6月17日午前6時40分ごろ、東京都杉並区松ノ木の路上で、出勤途中だった男性会社員(52)の頭などを金属バットやメリケンサックで数回殴るなどの暴行を加えて軽傷を負わせ、現金約1万4500円などを奪ったとしています。
同課によると、男子生徒らは中学生時代からの遊び仲間。
上級生から借りたオートバイの修理代約3万円を工面するために犯行を思い立ったという。
現場近くに設置されていた防犯カメラの映像から男子生徒らの犯行が発覚しました。
<産経新聞9月14日(火)12時51分配信より>
犯人の高校生らは現場付近に防犯カメラがついていることに気がつかなかったのでしょうか。
このような犯行を行う際は、現場付近の状況を調べて問題ないかを確認してから行うものです。
計画的ではない、場当たり的、衝動的な犯行だったのかもしれません。
このような無計画な犯人の犯行を防ぐことは難しいでしょう。
どんな対策をしていても関係なく犯行を実行してしまいます。
ただ、そうではない計画的に犯行を行う犯罪者への対策は可能です。
今回防犯カメラの設置が、最終的には犯人の映像をとらえていた結果、犯人特定、犯人逮捕に結びつきました。
さらに通常であれば、防犯カメラがついているだけで、この場所での犯行はやめておこうという犯罪の抑止力としての効果もあります。
また、犯罪者に対しての対策として効果的なのが、犯罪を起こしにくい環境づくりです。
前述の防犯カメラの設置はもちろんのこと、住民同士の挨拶や声掛け、ボランティアによる防犯パトロールの巡回、防犯灯の設置、アラームの携帯など、不審者がいてもすぐに誰かが気がつく、そこで犯行を抑止することにもつながりますし、犯人にしてみれば顔や姿などをしっかりと見られてしまう訳ですから、あとで犯行が発覚する可能性が高くなるという危険性があります。
そんな危険性をおかしてまで犯行を行おうとする者はまれです。
これが犯罪者に対する地域ぐるみでの防犯対策になるのです。
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