防犯ブログ
- 仏像盗難
2010年09月16日
和歌山 仏像盗難相次ぐ
15日午後1時半ごろ、印南町西神ノ川の通称「薬師堂」で、掃除に訪れた女性が、堂のカギが壊されているのを発見。
地区長の男性(60)が確認したところ、仏像2体がなくなっており、御坊署に通報しました。
同署は窃盗事件とみて捜査を始めました。
同署によると、盗まれたのは弘法大師像1体(高さ約1メートル、幅約50センチ)と弥陀三尊像1体(高さ約50センチ、幅約30センチ)。
堂内には計4体の仏像があったという。
同署管内では仏像の盗難が相次ぎ、12日には印南町樮(ほくそ)川の大師堂で弘法大師座像など仏像4体が、14日には日高川町山野の廣善寺で行基菩薩像1体がなくなっているのがわかりました。
<産経新聞9月16日(木)8時0分配信より>
仏像盗難事件、少し前は全国で頻発していましたが、最近は下火になったかなと思っていたらまた発生しています。
このような盗難事件はニュースなどで報道されていないだけで実際の発生件数はそれほど変わっていないだけのケースもありますから、お寺や神社などではまだまだ注意が必要です。
お堂にカギを掛けておき、それが壊されて侵入され、中の仏像が盗まれたという事件ですが、これはまさに一般住宅での同じことです。
家のカギを掛けていたのにそれが壊されて侵入されてしまい、金品が盗まれたというケースとです。
カギを掛けておくということは最低限行うことで、防犯対策とは言えません。
もちろん無施錠などは論外ですので、カギを掛けることを徹底するのは大切ですが、それだけで侵入対策が万全とは言えないでしょう。
これだけ盗難事件が発生していますが、泥棒側も当然侵入先が施錠していることは分かっています。
分かっていても侵入に成功している訳ですから、それ以上の侵入対策が必要となります。
カギを掛ける、補助錠と取り付ける、金庫に保管する、扉・ガラスを壊されにくいものに変える、防犯センサーを取り付ける、防犯カメラを取り付けるなど、様々な防犯対策がありますが、一つだけでなくいくつかを組み合わせると、その家オリジナルの非常に効果的な防犯対策が出来上がります。
実施されている防犯対策だけでその家の住民の防犯意識がどれほどのものかが分かります。
その意識が低い家が狙われやすいということです。
泥棒が狙いを定めるまで