防犯ブログ
- 窃盗
2010年10月21日
盗品 時効が来たら売ろう、自宅に保管していた泥棒逮捕
埼玉など5県下で100件以上の空き巣などを繰り返したとして、埼玉県警捜査3課と大宮東署などは19日、窃盗の疑いで、栃木県栃木市大宮町、無職の男(56)=常習累犯窃盗の罪で公判中=をさいたま地検に追送検しました。
捜査3課などは追送検分も含め、平成21年12月24日から今年6月1日までの間、埼玉、栃木などの5県下で現金計約433万円と腕時計など457点(計約645万円相当)を盗むなどした計121件の犯行を確認したということです。
追送検容疑は、21年12月24日から今年6月1日までの間、加須市内向古河の男性方など105カ所で空き巣などを繰り返し、現金計約427万円と腕時計など413点(計約627万円相当)を盗むなどした疑い。
捜査3課によると、外山容疑者の自宅からは腕時計や貴金属、カメラなど229点(計約531万円相当)が押収されました。
「時効成立後に売却しようと、価値が目減りしないものを盗んだ」などと供述しているという。
捜査幹部は「時効成立を見越して盗品を取っておく事件は珍しい」と話しました。
<産経新聞10月19日(火)19時22分配信より>
盗みの手口、犯罪者の考え方なども日々進化し、変化し続けています。
手強い犯罪者も多数います。
正直、工夫しているな、努力しているなと感じる手口も多数あります。
その工夫、努力を別の形であらわせば、もっと報われるような気がするのですが・・・。
今回の泥棒も盗んだ貴金属類などを自宅に保管し、時効成立後に売却するつもりだったということですから用心深い泥棒と言えます。
盗品を転売し、売った先(リサイクルショップやネットオークションなど)から足がつくということを避けたということでしょうか。
施錠しているから大丈夫、金庫に保管しているから安心、防犯システムがついているから完璧、などという油断は禁物です。
防犯システムや防犯カメラがついている場合でも100%犯行を防ぐことができるということではありません。
その防犯対策を講じた時点では限りなく完璧に近いシステムであったとしても、犯罪者側の手口も進化し続けると、その攻略方法や弱点を見つけることも考えられます。
油断せず、常に最新の防犯対策を考え、改善などをし続けることが大切です。