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2010年11月09日 イギリスで高級ベビーカー盗難多発 闇取引は推計79億円

[ロンドン 6日 ロイター] 英国では高額なベビーカーの盗難が昨年の約2倍にまで増えており、窃盗品の闇取引の規模は推計で約6000万ポンド(約78億5000万円)に達していると、英保険会社ハリファックス・ホーム・インシュアランスが6日発表しました。

同国では、価格が500ポンド以上するベビーカーの売り上げが伸びており、昨年は全体の40%を占めました。
一方で、ベビーカーの価格上昇に伴い、23%の親が中古品を買い求めるようになっているということです。

盗難場所は、自宅の敷地内が22%と最も多く、自宅前が11%を占めました。
そのほか、駐車場やカフェ、レストランでも窃盗が横行していることが分かりました。

同社のデービッド・ロチェスター氏は、ベビーカーはタイヤが付いていて盗まれやすいとし、玄関の前など目に付きやすい場所に保管しないように注意を呼びかけています。
<ロイター11月8日(月)13時45分配信より>

イギリスのベビーカー盗難多発、外国の事件なので日本では関係ないという油断は禁物です。
このような犯罪の流行が日本内に移ってくる可能性もあります。
ベビーカーは売れるのか、と気付いた犯罪者がそれをターゲットに動き出すこともあるでしょう。
ネットオークション、リサイクルショップ、バザー、ネット上での個別取引など盗品を売りさばくルートはいくつもあり、それらを全て規制するのは難しいのでしょう。

自分の服にはお金を掛けず、自分の子供には高級品を着せる親が日本でも増えていると言われています。
今後、そういう高級品が狙われる危険性も考えられます。
イギリスでもベビーカーの価格上昇により中古品に人気が集まっているようですから、同じような悪循環が日本でも見られる日はそう遠くないように思います。

マンションでは共用部の廊下は半屋外で雨に濡れる可能性も少ないため、そのまま外に出したままという家も少なくないでしょう。
屋外に保管しているものは非常に狙われやすいです。
エアコンの室外機盗難が多発というニュースもありましたが、外ということなので、敷地内に侵入することができれば比較的容易に盗むことができる場合があります。

敷地内への侵入対策としては、敷地の周囲を防犯センサーで取り囲み、侵入しようとしたらすぐに警報音が鳴るシステムで威嚇するのが有効です。
また目立つところに警報ベルなどの威嚇機器を取り付け、この家は防犯システムで警戒されていることを外部にアピールすることが有効です。
駐車場やカフェ、レストランでも盗難が多発しているということですから、防犯カメラで周囲を監視するなどの対策が必要でしょう。
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