防犯ブログ

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2010年11月30日 神奈川 ペコちゃん人形盗み、売却はかるも怪しまれて御用

洋菓子チェーン「不二家」のシンボル「ペコちゃん人形」を店頭から盗んだとして、警視庁中野署は28日までに窃盗の疑いで住所不詳・無職の男(39)を逮捕しました。

中野署によると、男の逮捕容疑は10月12日、神奈川県相模原市の「不二家橋本店」の店頭にあった身長約120センチのペコちゃん人形1体(時価約10万円相当)を盗んだ疑いです。
調べに対し「何の話だ?」「頭を整理してから話をしたい」などと供述しているようです。

男は犯行当日、ペコちゃんグッズの取り扱いでマニアの間では有名な東京都中野区の買い取り店に車で運び、売却を相談。
ところが、入手経路を詳しく尋ねる店に対して不審な様子を見せたために、店側が人形を預かった後に不二家に連絡。
すると「ちょうど盗品があった」との回答があったため、中野署に届け出ました。

この買い取り店によると、ペコちゃんグッズは数千種類に及び、店頭の人形は5~10万円前後の買値が付く人気商品。
昭和30年代のアンティークタイプや、ボーイフレンド「ポコちゃん」の人形などは1体150万円で取引されることもあるようです。

盗まれた当時、ハロウィーンの衣装を着ていた人形は、橋本店に無事返還。
現在はサンタクロース姿に衣装を替えてペロリと舌を出しています。
<スポーツ報知 11月29日(月)8時2分配信より>

外に置いてお客さんに見てもらうための人形ですから、盗まれないように大事に建物内に置いておくのはPR効果が薄いでしょう。
営業時間が終了したら建物内に収納するなどの注意が必要です。
また、営業時間中であっても床に固定し盗まれないようにするか、防犯カメラを設置し、犯行を抑止するなどの対策が必要です。
外に出しっぱなしで、何の対策もしないという、誰も盗みませんようにと願うだけでは危険です。

1体時価10万円相当するというペコちゃん人形、古いものや希少品は1体150万円で取引されることもあるようですから、間違った考え方のマニアだけでなく、そのマニアに売ろうとする犯罪者にとって狙われる対象と言えるでしょう。

それぞれの店によって防犯対策は様々です。
さきほど述べた対策をしているところもあれば、無防備なところもあるでしょう。
客を装って店をまわれば一目瞭然です。
この店なら簡単に盗めそうだ、この時間は人通りが少ないから犯行しやすいなど、事前の下見を行い確実に犯行をとげようとします。

この下見の段階で、狙われ、もし何の対策もしていなければ、盗まれるという結果にはならなくても、何らかの被害、つまり、何かが破壊されたり、損傷する被害に遭う可能性が高くなるということです。
そうならない為に事前に防犯対策を行っておくことで、万が一、犯罪者が下見を行った場合、この店はやめておこうということになるからです。
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