防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2010年12月06日
17歳の力士 喫茶店に盗み目的で侵入 家人と出くわし御用
九州場所で滞在していた福岡県内で、行きつけの喫茶店に盗み目的で忍び込んだとして、同県警宗像署は5日、東京都内に住む17歳の序ノ口力士を住居侵入、窃盗未遂容疑で逮捕しました。
力士は「金を盗む目的で侵入した」と容疑を認めているという。
発表によると、力士は同日午前4時頃、同県福津市の喫茶店に、盗み目的で侵入した疑いです。
身長1メートル80台、体重90キロ台の力士は、無施錠だった1階トイレの窓(縦横約60センチ)から侵入。
経営者の女性(24)の2階寝室に入った際、物音で目覚めた女性に「誰ですか。出てください」と詰問され、「すみません」と言って何も取らずに逃げたということです。
力士が所属する部屋は九州場所(11月14~28日)のため、同市内に滞在していました。
力士は期間中、店を利用しており、女性とは顔見知りだったようです。
<読売新聞 12月5日(日)19時15分配信より>
1階トイレの窓が無施錠だったということですが、犯人はそのことを知っていたのかもしれません。
あるいは、日頃からその店の利用客だったことから、事前に客を装って侵入し、トイレの窓の鍵を開けておいたのかもしれません。
どちらにしてもこの店の防犯対策は非常に甘いと思ったのでしょう。
このような弱みを見せるのは禁物です。
ある泥棒にこの店はカモだと思われたら、別の泥棒にもそう思われる可能性が高いのです。
犯罪者の嗅覚は鋭く、共通している場合があります。
同じ店や家が何度も泥棒被害に遭うということを聞いたことがありませんか?
もちろん、同じ泥棒が味をしめて同じ家への侵入を試みることもありますが、複数の泥棒が同じようにこの家はいけると感じ侵入を試みるのでしょう。
効果的な防犯対策を実践するには、逆にこの家は手強いと思わせなければなりません。
防犯意識が行き届いていて、しっかりとその対策がされている。
例えば、
敷地の外周をセンサーが取り囲み、建物に近づかせない対策がとられている。
扉には補助錠がついており、また、こじ開けにくい材質の扉になっている。
窓ガラスは割りにくい強化なもので、仮に侵入できても開閉を検知するセンサーがついている。
室内には周囲の温度変化を感知するセンサーがついており、侵入者がいればすぐに反応する。
重要な箇所には防犯カメラが設置されており、映像は常に録画されている。
これらの対策のいくつかを組み合わせることにより、この家は手強い、別の家を探そうと侵入者に思わせることができます。
このような機械の設置に抵抗がある場合は、昔ながらの番犬なども非常に強力な防犯対策の一つです。
(ただし、きちんと侵入者を威嚇してくれればの話ですが・・・)
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