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2010年12月14日 中国 盗難が屋根に隠した現金が空から舞う

中国の湖北省十堰市の農村部、白浪鎮葉荘村に住む李さんは、やっとのことでためた1万元あまりの保管に悩みました。
ほとんどが小額紙幣ですが、「泥棒に盗まれるかもしれない」――。
最後に思いついた妙案は「屋根」でした。厳重に包んで、屋根の一部にくくりつけました。
中国新聞社が報じました。

11月25日、外出しようとしていると、急に風が強まりました。
玄関を出たところで空を見ると、紙幣が天を舞っていました。
李さんは大喜び。「空からカネが降ってきた」と懸命に集めました。
いいかげんにくたびれたところで「ところで、オレのカネはどうなっているんだろう」と気になりはじめました。

屋根にのぼって調べると、現金の包みに穴が開いていました。
ねずみがかじったらしく、残っていた紙幣も、多くがかじられていました。拾った紙幣も、破損しているものが多かったようです。
やはり、ねずみにかじられたたためでした。大喜びで集めた"天の贈り物"は、自分がコツコツためた「虎の子」だったということです。

李さんは、屋根に残っていた紙幣と拾った紙幣を持ち、妻と一緒に金融機関に駆け込みました。
担当者は丹念に調べた上、1万1650元分の紙幣と交換してくれました。
幸いにも、損失は750元程度ですんだそうですが、李さんは妻に「こっぴどく叱られた」という。
<サーチナ 12月9日(木)13時0分配信より>

中国で泥棒に盗まれるかもしれないと屋根に現金を隠していた男の話です。
空からお金が降ってくるとは空想の世界のようですが、それが自分のお金だったとは・・・。
単なる笑い話ですが、日本でも当てはまるケースがあると思います。

銀行などは信用できない、と自宅に大金を保管している人が多くいます。
特に高齢者宅で多いようですが、非常に危険です。
金庫に保管しているから大丈夫、オートロックだから大丈夫、という過信は禁物です。
金庫ごと運び出す手口は多発していますし、共用玄関がオートロックでも簡単に建物に入ることができます。
これをしているから100%安心だという対策はありません。
それが破られた場合のことを考えなければなりません。

もし金庫が盗まれたら、仏壇に隠している現金が盗まれたら、どうしますか?
警察が犯人を逮捕し、盗まれた現金がそのまま手元に戻ってくるでしょうか?
逮捕される可能性はありますが、そのまま手元に戻ってくる可能性がどれぐらいあるのか・・・。
現金に関しては、盗まれたケースを想定し、保険を掛けておくか、金融機関に預け入れるのが一番です。
利息のつかない契約なら、金融機関が破たんしても全額保障されるものもあります。
こんなおかしな泥棒がいる

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