防犯ブログ
- 犯罪情報
2010年12月17日
地下足袋のにおいが好き! 約100足盗んだ男逮捕
奈良県警吉野署は17日、窃盗未遂容疑で逮捕した和歌山県九度山町丹生川の無職の男(34)宅の家宅捜索で、約100足の地下足袋などを押収したと発表しました。
同署によると、男は「履き古した地下足袋のにおいをかぐのが好きだった」などと供述しているということです。
男は奈良県川上村の工事現場の事務所内を物色していたとして、13日に窃盗未遂容疑で緊急逮捕されました。
同署が16日に自宅を捜索し、工事現場から盗んだとみられる使用済みの地下足袋約100足や測量器などを発見したということです。
<産経新聞12月17日(金)18時19分配信より>
女性の下着や衣類を盗む泥棒がいますが、地下足袋のにおいをかぐのが好きという珍しいマニアによる犯行です。
工事現場から盗んだということは当然、男性のものでしょうから、相当な変わり者ですね。
一見、大した価値がないものでも、盗む側によっては価値を見出すことがあります。
また、逆に盗んだ側が大した利益を得られなくても、被害者側にとっては大切で、生活に支障をきたすことというケースもあります。
開けっ放しにしていた窓から侵入され、現金数万円が盗まれた、他には被害なし、というのは被害としては良い方かもしれません。
泥棒と出くわして凶器で傷つけられる、侵入の際、窓や扉を破壊され、部屋の中もめちゃくちゃに荒らされる、盗る物がなかったと腹いせに放火される、証拠隠滅のために放火されるなど、場合によっては甚大な被害をもたらすことがあります。
それらのケース全てを想定した完璧な防犯対策というものは存在しませんが、事前の防犯対策を行うことによって、有る程度の被害は未然に防ぐことができる、または防ぐ可能性が高まるということは明らかです。
対策済みの家とそうでない家、泥棒がどちらをターゲットに選ぶかは明らかです。
防犯は予防こそが大切です