防犯ブログ
- 犯罪手口
2011年01月11日
東京 玄関で夫婦が刺される 犯人はチャイムを鳴らして訪問
10日午後4時40分ごろ、東京都目黒区上目黒の無職の男性(87)宅の玄関先で、男性が訪ねてきた男に「殺してやる」と、いきなり刃物で腹を刺され、悲鳴を聞いて駆け付けた妻(81)も突き飛ばされて手を切られました。
男性は病院に運ばれましたが約7時間後に死亡、妻は軽傷を負いました。
男は逃走しており、警視庁捜査1課と目黒署は殺人容疑などで捜査しています。
警視庁によると、男はチャイムを鳴らして訪問。
夫婦は2人暮らしで、男と面識はないとみられています。
男は玄関で男性に馬乗りになっていましたが、妻の叫び声で近所の住民らが駆け付けたところ、逃走したという。
玄関に鎌が落ちていたほか、現場から約80メートル離れた路上に果物ナイフが落ちているのが見つかりました。
両方とも血液が付着しており、警視庁が詳しく調べています。
男性の家から奪われた物はなかったようです。
男は身長約160センチで50~60代くらい。
黒っぽいジャンパーにグレーのズボンで、黒っぽいボストンバッグを所持していました。
現場は東急東横線中目黒駅から南西約300メートルの住宅街。
<産経新聞1月11日(火)7時56分配信より>
東京の住宅街で夕方ごろ、恐ろしい事件が発生しました。
チャイムが鳴ったので玄関のドアを開けると、男が刃物で襲ってくる。
被害者の二人は男とは面識がないということですから、相手は誰でもいいという無差別殺人でしょうか。
犯人の動機や目的は不明ですが、被害者の方にとっては防ぎようのない殺人事件です。
相手を間違えたのか、本当に誰でもよかったから殺そうとしたのか、事件の真相は不明ですが、犯人がたまたま思いつき、その場で犯行を行ったのであれば不運としか言いようがありません。
例えば、
防犯カメラや在宅警戒の防犯システムが設置され、働いていたら、今回の事件の被害に遭わなかったでしょうか?
これは犯人しか分かりません。
泥棒などの犯罪者は、捕まりたくない、自分の犯行だと知られたくないと考えれば、防犯システムは有効な対策の一つとなります。
自分の映像が記録される、威嚇機器などが鳴ると人に知られる、こういったことはまず避けようと考えます。
しかし、無差別殺人のように、自らが捕まること、または自らの命が危険にさらされることを考えない犯罪者に対する対策というものは非常に難しいと言えます。
何しろ、向うはどんな対策がされていようともとにかく犯行を成し遂げることしか考えていない訳ですから、全ての対策が無効になることも考えられます。
ただ、そのような犯罪ばかりではないのがこの世の中です。
泥棒などの犯罪者にはやはり有効で、事前に対策をしておくことで、狙われにくい環境になることは間違いないでしょう。
それで全ての犯罪を防ぐことはできなくても確率はかなり変わってきます。
防犯対策の実施はその確率を変えることを重視していると言えます。
一戸建て住宅の防犯対策