防犯ブログ
- 侵入手口(マンション)
2011年01月14日
東京都 マンションの4階女性宅に侵入 強盗と暴行未遂容疑の男逮捕
マンションの女性方に侵入して現金を奪い、暴行しようとしたなどとして、警視庁捜査1課は13日、強盗強姦未遂や窃盗などの疑いで、東京都北区上十条、無職の男(35)を逮捕しました。
同課によると、「強盗しようと思って入った」と容疑を認めています。
同課によると、女性はマンション4階の部屋に1人暮らしで、事件数日前、携帯電話やテレビを盗まれる空き巣被害に遭っており、同課は男が関与したとみて裏付けを進めています。
逮捕容疑は、昨年12月1日午前4時半ごろ、北区の女性(19)方に侵入。
寝ていた女性の手足を粘着テープで縛り、現金1万5千円やキャッシュカードを奪って近くのコンビニエンスストアの現金自動預払機で25万円を引き出した後、マンションに戻り、女性に暴行しようとしたとしています。
同課によると、男は事件前、古物商にテレビを売りさばいており、コンビニの防犯カメラ映像とも一致したという。
<産経新聞1月13日(木)14時28分配信より>
女性の一人暮らしとなると盗難目的の泥棒以外に、わいせつ目的の侵入者に対する警戒も必要です。
マンションの4階で12月ごろの朝4時半に侵入されたということですが、季節を考えると窓を開けっ放しにして寝ていたとも思えませんから窓ガラスを割ってか、ドアをこじ開けての侵入でしょう。
共用玄関がオートロックのマンションの場合、それに安心して個別のドアの施錠をしない、または忘れるということがあります。
しかし、住民を装えば、出入りする人と一緒に簡単に建物内に入れますし、配達を装えばこちらはインターホンで簡単に入れてもらえます。
〇〇〇をしているか我が家は安心、という油断は禁物です。
その〇〇〇を攻略する方法はいくらでもあります。
プロの犯罪者であれば特にそうです。
昔は有効だった防犯対策というのも多々あります。
ピッキングに対する錠の追加や補助錠の設置、下からは侵入しにくい高層マンション、こじ開けるのに時間がかかる金庫への保管。
もちろんそれぞれの防犯対策が全く意味がないということではありませんが、それらが普及している分、犯罪者側もその攻略方法を考え、逆防犯対策をしています。
高層マンションは下からよじ登っての侵入には強いですが、屋上などの上から下りてくる侵入方法なども増えています。
もちろんその場で思いついたような泥棒の犯行ではなく、熟練した泥棒の犯行です。
また、金庫もその場ではこじ開けずに引きずるなどして外に持ち出す犯行も増えています。
複数犯の犯行が増えてきたからでしょうか。
犯罪者は常に進化しています。
考え方から侵入の手口まで常に研究して最新の方法を用います。
それに対抗するには被害者となりうる我々も研究しその対策を最新の物にアップグレードしなければなりません。
防犯泥棒大百科(泥棒の心理、手口と最近の防犯事情を学びましょう!)