防犯ブログ
- 個人情報盗難
2011年01月17日
滋賀 病院の医師宅で患者の個人情報入ったパソコン盗難
長浜赤十字病院(長浜市)は14日、常勤医が空き巣被害に遭い、患者の個人情報が入ったノートパソコンを盗まれたと発表しました。
医師はパソコンで院内の症例検討会用の資料を作っていたといい、患者30人分の氏名、年齢、性別、病名、手術や検査結果などが含まれていたということです。
長浜署が窃盗事件として捜査しています。
同病院によると、医師が今月7日夜に帰宅した際、玄関の鍵が開いていて、パソコンやテレビ、カメラなどがなくなっていたという。
医師は連休明けの11日、病院に報告。
病院側は患者の自宅を訪ねるなどして事情を説明しましたが、現時点で被害の申告はないということです。
会見した病院長は「個人情報の持ち出しは禁じており、処分を検討する。多大な心配をおかけし、申し訳ない」と話しました。
<毎日新聞1月15日(土)15時36分配信より>
医師宅に空き巣が入り、その際患者の個人情報の入ったノートパソコンが盗まれてしまいました。
患者の氏名や年齢、病名や検査結果などが含まれていたということですが、個人情報が入っていた患者さんの立場にしてみればそのような情報が流出し、何か悪用されるのは心配でしょう。
しかし、パソコンが盗まれた医師も空き巣の被害者です。
本当に責められるべきは泥棒の方です。
今の時代、病院長が謝罪しているように、まず責められるのは個人情報を流出させてしまった病院の方です。
病院内での管理、保管体制、社内規定、盗難対策は行われていたかなど、総合的な個人情報対策がされていたかが、事後に問題となることがあります。
もちろん、個人情報の持ち出しを禁じていたのを破ったことは問題ですが、被害者なのに加害者のように責められている病院及び医師に同情してしまいます。
個人的にはそんなに悪いこととは思えませんが、何かあるとすぐに個人情報が、という時代です。
企業側もしっかりとその点を踏まえ、万が一の事態に備えた対策が求められます。
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