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2011年01月18日 福島 JAの金庫から現金3500万円盗まれる

会津若松市北会津町のJAあいづ北会津支店で17日朝、金庫などから現金計約3500万円が盗まれているのを出勤してきた職員が見つけ、会津若松署に届けました。
窃盗事件として調べています。

同署によると、被害を受けたのは、支店の金庫室内のキャビネットや手提げ金庫。
14日夜から17日午前7時半までの間の犯行とみられ、侵入口などを捜査していますが、現段階で部屋のカギや扉、窓ガラスなどに破損は見つかっていないということです。
<産経新聞 1月18日(火)7時57分配信より>

被害が発生した日が特定できないということは、現場には異常時に通報連絡を送る防犯装置や防犯カメラなどはついていないということでしょう。
どのような防犯対策がされていたのかは分かりませんが、金庫の中に現金3500万円も保管している事務所としては危機感があまりにもないように感じます。
もしくは大型の金庫に保管していたから安心、大丈夫だろうという思いがあったのかもしれません。

しかし、事務所や店舗、一般住宅を問わず、これだけ金庫保管の現金が盗まれる事件が続くと、さすがに金庫保管だけの防犯対策では不安を感じる人が多いと思うのですが。
泥棒側も侵入先に金庫があるのは当然想定済みで、金庫ありきの対策を考えているのではないでしょうか。
その場でこじ開けるのは時間もかかり、金庫によっては特殊な工具や技術も必要である、とりあえず現場から持ち運び、別の安全な場所でゆっくり開けよう、そう考える泥棒もいるでしょう。

大型の耐火金庫が引きずられるなどして盗み出される手口が非常に増えています。
被害先も、一般住宅が非常に増えています。
数百万円、数千万円もの大金を置いているのに、防犯対策が金庫しかないというのはかなり危険な状況と言えます。

もし盗まれると、最終的に被害者の手元に戻ってくるお金はいくらでしょうか。
盗まれた金額がそのまま戻ってくるのは奇跡に近いかもしれません。
その時に後悔しても遅いというのは冷たい言い方に聞こえるかもしれません。
そうならないための事前の防犯対策の実施です。
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