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2011年01月26日 中国 マンションの外壁から23階に侵入 空中飛人逮捕

上海市静安区検察院は24日、窃盗の容疑で広西チワン族自治区桂林市出身の男の逮捕を許可しました。
男は12月4日、マンションの屋上から外壁のパイプをつたって23階の部屋に侵入して、130万元(約1622万円)相当の財物を盗んだとされています。
中国新聞社などが報じました。
中国メディアは、マンション高層階の部屋を狙う手口から男を「空中飛人」と表現しました。

男は桂林から12月2日に上海に到着し、同月4日に犯行を行いました。
屋上から鉄パイプをつたって、窓に鍵がかかっていなかった23階の部屋に侵入。
外国紙幣を含む現金や記念金貨、パテック・フィリップ、ロレックス、カルティエなどの高級腕時計を盗みました。
貴重品の保管箱にも鍵はかかっていなかったという。
男は計130万元相当の財物を盗み、深セン(広東省)などで現金化したという。

警察当局は12月12日、桂林市内で楊容疑者の身柄を拘束し、1月24日に検察が正式逮捕を許可しました。
<サーチナ1月26日(水)16時56分配信より>

海外のニュースではありますが、日本も無関係ではありません。
犯罪の輸入ではありませんが、外国の犯罪者が日本に流れてくることがあります。
外国で成功した手口を日本でも実践するのです。
外国ではすでにありふれた手口でも、日本ではまだ知られていない為、対策が講じられていないので容易に侵入できるなどのメリットがあるのでしょう。
特に平和ボケしている感がある日本は、犯罪者にとっては天国のようなものかもしれません。
現金が入った自動販売機があちこちにあるのは日本だけだとも言われているぐらいですから。

さらに、犯行後、自国に一旦戻ってしまえば、仮に犯人として特定できたとしても逮捕が難しくなります。
そしてほとぼりが冷めたころにまた来日する、その繰り返しで荒稼ぎしている窃盗団もいるでしょう。
子供のころ、日本の警察は世界一だと教わったように思うのですが、今や検挙率も下がり、犯罪が多発しているという感じ(体感治安の悪化)が全国的に広がっています。
特に外国人による過激で荒々しく、多彩な犯罪手口に対して、あまりにも不慣れで対応できていないのではないでしょうか。

犯罪手口に対する認識不足も深刻です。
今回の手口のように高層マンションは犯罪に遭う可能性は低いと考えている人が多いでしょう。
しかし、その油断を突いた犯行、屋上からの侵入など、犯罪者側の工夫・努力は考えていません。
それは非常に危険です。
犯罪の手口は常に進化し続けています。
防犯対策もその都度変化し、対応しなければ対抗できません。
泥棒の侵入方法

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