防犯ブログ
- 侵入手口(店舗)
2011年02月03日
埼玉 宝石店から貴金属4500万円盗難 爆窃団による犯行か?
2日午前10時ごろ東松山市・下野本の宝石店で、「店の壁が壊され指輪などがなくなっている」と店主の妻から通報がありました。
警察がかけつけると店内のショーケースが割られていて、指輪やネックレスなどの貴金属およそ200点、あわせて4500万円相当がなくなっているのが見つかりました。
また、店舗の壁に縦およそ90センチ横35センチ四方の穴が開けられていたということです。
警察は、1日店が閉店した午後6時から2日午前10時の間に何者かが壁に穴を開けて侵入したとみて、窃盗事件として捜査しています。
<TBS系(JNN)2月3日(木)6時56分配信より>
宝石・貴金属店での窃盗事件で時折見られる店舗の壁に穴を開けて侵入する手口です。
全ての犯行が爆窃団と呼ばれる犯人によるものではないでしょうが、別の犯罪者がその手口を模倣して犯行を行っているのかもしれません。
誰かが行った手口がニュース等で報道されたり、また、犯罪者同士で情報が流れたりすると一気に広まります。
人が侵入できる大きさの壁を破るというのは、相当大胆な手口です。
それを多くの犯罪者が行うというのはそれが成功しているからでしょう。
爆窃団による壁破りの犯行がニュースになると、窃盗事件発生のニュースは大々的に行われても、犯人が捕まったというニュースは小さいものが多いと思います。
報道の仕方も問題かもしれませんが、それが成功したというイメージを与えるのでしょう。
また、宝石・貴金属店には当然ですが、高額の商品やその売買のための資金(現金)が店内に置かれている可能性が高いです。
つまり、泥棒にとっては宝の山ということになります。
一獲千金ですから、壁を破るくらいの危険な手口は想定の範囲内ということでしょうか。
金庫保管、防犯カメラや警報システムが設置されていることも想定しているでしょうから、それを上回る防犯対策でないと犯行を防ぐことが難しいということになるでしょう。
車で突っ込むというような荒々しい手口もありますが、本気で侵入しようとするものを防ぐことは非常に難しいと言えます。
侵入が防げないのであれば、侵入後の犯行をそれ以上させない対策に切り換えるしかありません。
宝石・貴金属店の防犯対策