防犯ブログ

  • 侵入手口(医院)
2011年03月30日 福井、石川、静岡 病院荒らし30件 容疑者逮捕

県警捜査1課、福井署などは26日、病院に侵入して金を盗もうとしたなどとして、窃盗未遂と建造物侵入の疑いで金沢市湊、トラック運転手の男(47)を逮捕しました。
逮捕容疑によると、男は2月19日から20日にかけ、福井市内の個人病院に窓を割って侵入した疑いです。
金がなかったため、そのまま逃走したという。

県警によると、2年ほど前から福井、石川、静岡県で病院の窃盗被害約30件が続いており、侵入の手口が似ていることなどから関与を捜査しています。
<産経新聞3月27日(日)7時56分配信より>

福井、石川、静岡県の病院約30件の窃盗事件と侵入手口が似ているようです。
病院ばかり30件も侵入を繰り返していたということですが、病院ということで現金がありそうと考えての犯行でしょうか。
今回逮捕された事件では、窓を割って侵入したものの、お金がなかったからそのまま逃走したということですが、お金がないというところまで探すことができたということです。
それだけ余裕を持って犯行を行うことができたと考えられます。

病院ということで何らかの共通の項目があり、一つの病院で犯行がうまくいけば、他にも活かせることがあるのかもしれません。
病院独特の備品の配置や現金の保管場所など。
同じ業種や同チェーン店など色々な地域で、相次いで窃盗事件が発生する場合があります。
同一犯による犯行とは限りませんが、この店は侵入しやすい、盗みやすいという情報をもとに犯行が行われているのかもしれません。

先日も牛丼チェーン店で、すき家が最も強盗事件が発生しているというニュースをこのブログでも紹介しましたが、その後、相次いですき家で強盗事件が発生しました。
残念なことにすき家=他に比べると強盗しやすい、大金を置いているというイメージを持たれてしまったのかもしれません。

このようなイメージはマイナス以外の何物でもありません。
これらを払しょくするには時間も労力もかかりますし、簡単なことではないでしょう。
泥棒に入られるということは、入られた側は明らかに被害者で責任はありません。
しかし、泥棒に入られる=セキュリティに対して無防備、防犯意識が低い、個人情報の管理ができていない、などマイナスのイメージを顧客、利用者などに与えてしまう場合があります。
もちろん業種によって異なりますが、泥棒に入られていいことは何もないということになります。
そうならない為に事前の防犯対策という「保険」を掛けておく必要がある。
医療機関の防犯対策

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