防犯ブログ

  • 海外のニュース
2011年04月15日 北朝鮮 トウモロコシ50キロ盗んで公開処刑! 戒めのため?

北朝鮮のニュースを専門的に伝えるインターネットメディア、ディリーNKは11日付の記事で、北朝鮮の衝撃的な公開処刑の真相を明かしました。
平壌の消息筋からの情報をもとに「トウモロコシ50キロを盗んだ罪などでも公開処刑」と伝えました。

平壌の消息筋は、2010年12月末、黄海北道勝湖邑(当時は平壌市勝湖区)にあるセメント工場の前の空き地で住民4人が処刑されたと明かしました。
その罪は「トウモロコシ50キロの窃盗」、「変圧器油を盗んで市場で売りさばいた罪」、「電線を切断して売りさばいた罪」など軽犯罪で、残り1人の罪は明かされていません。

ディリーNKによると、当事者たちには弁明の機会すら与えられなかったことが分かりました。
「公開処刑が一旦決定されると、弁明の機会を与えられない」、「お酒を一杯飲ませた後、さるぐつわをかませて刑を執行した」と、消息筋が公開処刑の様子を明かしたということです。

記事は「トウモロコシ50キロは4月初めの物価基準で約5万ウォン(約1680円)ほどで、生活難による『生計型犯罪』だ」と伝えました。
軽犯罪でも公開処刑をされる北朝鮮のすさまじい人権侵害の状況が垣間見られます。

金正恩(キム・ジョンウン)体制へと三代世襲移行期にある北朝鮮で戒めのための公開処刑が急増しつつあり、2009年12月から1年間、北朝鮮当局は前年の3倍にあたる60人以上を公開処刑しました。
<サーチナ4月12日(火)15時4分配信より>

北朝鮮の恐ろしいニュースです。
トウモロコシを50キロ盗んだ者、変圧器油を盗んだ者、電線を切断して売りさばいた者が公開処刑されたということです。
軽犯罪でも処刑されてしまうほど、厳罰が処させるという国です。
甚だしい人権侵害は置いておいて、この戒めは犯罪の抑止力としての効果があるのでしょうか?

ちょっとした犯罪でも犯せば処刑されてしまうかもしれないという恐怖によって、国民が犯罪を犯さないという体制のようなものが確立し、犯罪が起こらない国ということになっているのでしょうか?
犯罪者に対する厳罰化、死刑制度など、犯罪の抑止力になりうるかというのはどの国でも議論が行われています。

北朝鮮や中国などは別にして、犯罪を犯した者を厳しく罰することで、犯罪自体が無くなる、もしくは減るのでしょうか?
犯罪を犯す者の置かれた状況にもよるでしょう。
食べる物がない飢えた者にいくら厳罰を訴えても、生きるか死ぬかの瀬戸際にいる者にはあまり意味がないでしょう。
また、単に自己欲求を満たす為の金品の窃盗目的であれば、厳罰を恐れて犯行を思い留まる者もいるかもしれません。

罪と罰、最も適したバランスがとれている場合、最も効果的に抑止力が働くのでしょう。
日本では死刑制度がありますが、あまり抑止力として働いていない。
また、窃盗犯などの軽犯罪に対しては、罰が軽すぎるので再犯率が高いのではという意見もあります。
犯罪を減らすための取り組みとして、もっと議論されるべきだと思います。
最新の犯罪情報

また、屋外の財物を守る為の対策は難しいのですが、外周警備や遠隔監視などの防犯システムをご検討下さい。
i-NEXT遠隔監視システム

加盟企業専用ページはこちら