防犯ブログ
- 強盗
2011年05月18日
大阪 10代女性宅への侵入強盗
10代の女性宅に侵入し、性的暴行を加えるなどしたとして、府警捜査1課などは13日、強盗強姦と住居侵入の疑いで大阪市淀川区東三国の会社員の男(38)を逮捕しました。
府内では、よく似た手口の犯行が約10件相次いでおり、同課が慎重に関連を調べています。
逮捕容疑は今年2月中旬の深夜、堺市内のワンルームマンションで、10代の大学生の女性が帰宅したところ、背後からナイフを突きつけ、「殺すぞ」などと脅迫。
女性を室内に連れ込み、1時間近くにわたり性的暴行を加えたうえ、デジタルカメラを奪ったとしています。
女性はナイフで両手に軽い切り傷を負いました。
同課によると、男は「知りません」と容疑を否認しているという。
東大阪市を中心に昨年7月以降、同様の手口の犯行が相次いで発生。
被害者は10代~20代前半の1人暮らしの女性で、深夜に高層階のベランダから侵入されたケースもありました。
同課によると、府内での強姦や強制わいせつなどの性犯罪は、認知件数、検挙件数ともに増加傾向にあり、警戒を強めています。
<産経新聞5月14日(土)7時56分配信より>
若い大学生や会社員など女性が単身で住むワンルームマンションを狙った犯行でしょうか。
マンションの共用玄関にはオートロックがついているところがほとんどですが、それで安心してしまい、個別の玄関は無施錠のまま外出するというところも多いようです。
オートロックが全く意味がないということはないのですが、宅配業者や工事業者、マンションの住民と一緒に入れば、簡単に突破することができます。
これがあるから安全ということではないでしょう。
防犯対策としては、共用玄関の外側・内側、エレベータ内、廊下などへの防犯カメラ設置が効果的ではないでしょうか。
また、深夜に高層階のベランダから侵入されたケースもあるということですから、非常口・非常階段・屋上・駐輪場の屋根なども侵入箇所として狙われる危険性があります。
<マンションが狙われる理由>
・「隣の人の顔を知らない」ことも多いため、住民と犯人が犯行途中で出くわしても気付かれない。
・近所づきあいがなく、他人に無関心で少々物音を立てても誰も不審に思わない。(窓ガラスが割られても誰も気にとめない)
・単身者や共稼ぎが多く、昼間無人であることが多い。(侵入さえできれば、犯行の時間はたっぷりある)
特にワンルームマンションは単身者が多く、夕方になると室内照明が付いていないところが無人であると建物外部から簡単に分かる。
・オートロックが設置されているマンションでは、防犯意識が逆に低く、「無施錠」のままの窓や扉の入居者もいる。
しかし、共連れなどでいくらでも侵入する方法はある。
・ベランダ沿いに簡単に隣に移動できる。一晩に何件も侵入でき、効率が良い。作業着でいれば誰も不審に感じない。
・上層階などはベランダの窓が施錠されていなかったり、開けっ放しであることも多い。
施錠もクレセント錠1つだけで、窓ガラスを割って簡単に侵入できる。
これらの理由に当てはまる方は、一つ一つ消し込み、犯罪が犯しにくい環境をつくることが必要です。
マンションの防犯対策(犯罪事情など)