防犯ブログ
- 金属盗難
2011年05月09日
福岡 菊栽培用の金属パイプ盗難
福岡県下トップクラスの菊の産地、糸島市で、菊栽培に使う金属製のパイプが盗まれる被害が相次いでいます。
今年に入って盗まれた金属パイプは4000本以上。
糸島署は転売目的の可能性があるとみて、窃盗事件として捜査。
農家からは「菊栽培に影響が出る」と怒りの声が上がっています。
糸島署によると、4月29日午後6時頃から翌30日午後2時頃までの間に、糸島市志摩小金丸のビニールハウスのそばに置かれた長さ約1・5メートル、直径約2・5センチの鉄製パイプ約1000本(約5万円相当)が盗まれる被害が発生しました。
重量がかさみ、歩いて持ち運ぶことは困難なため、車を利用して夜間に犯行に及んだとみられます。
糸島市内ではこの事件以外にも、今年1~5月、同様の被害が5件起きており、総計約3050本のパイプが盗まれています。
このため糸島署は農家などに警戒を呼びかけていました。
<読売新聞5月5日(木)20時38分配信より>
大切な物を守るために行うのが事前の防犯対策です。
お金は銀行に預けているし、他に金目の物はないから、わざわざお金を掛けて防犯対策するのはもったいないと考える人も多いでしょう。
しかし、被害に遭って困るのは、盗難被害だけではありません。
今回盗まれた金属パイプもそうです。
4000本以上が盗まれ、被害総額としては、20万円程のようですが、盗まれた影響は測り知れません。
菊の栽培にも影響を及ぼすということですから、下手をすると育てた菊が全滅、という恐れもあります。
そうなると、20万円という被害では済まないでしょう。
また、その金属パイプを元通りにするには、時間も手間も、そして被害額以上の費用がかかります。
扉を開けっ放しにして出かければ、その開いた扉から侵入し、金品だけを盗んで逃走する、これは不幸中の幸いかもしれません。
普通は施錠していますから、それを破壊して建物内に侵入します。
その際、扉・ガラス・シャッター・壁などが傷つけられます。
それを修理するのも一瞬ではありませんから、直すまでの間、無防備な状態でいなければなりません。
被害に遭って困る物はたくさんあります。
身近にあって、日頃よく使う物ほどそうでしょう。
それらは金銭的な価値はあまりないかもしれませんが、持ち主にとってはなくてはならない大切な物ということになります。
それを守るためにはお金を掛けた防犯対策も必要でしょう。
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