防犯ブログ

  • 侵入手口
2011年06月15日 静岡 別荘から高級模型など1千万円盗難

函南町平井の別荘が空き巣の被害に遭ったと、東京都練馬区の無職女性(36)が8日、三島署に届け出ました。
同署は窃盗事件として捜査を始めました。
調べでは、5月15日から6月8日までの間に、2階ベランダのドアをバールでこじ開け何者かが侵入。
1点500万円の機関車模型や大型テレビ、ゲーム機など10点(計1千万円相当)が盗まれる被害に遭ったという。
被害当時、鍵はかかっていたという。
<産経新聞6月10日(金)7時56分配信より>

別荘や倉庫など長期間無人になるところに対して、鍵を施錠するだけでは対策が不十分です。
人目を避け、鍵を壊してしまえば建物の中に入って、犯行し放題ということになります。
近所の人が無人なのに物音がするのはおかしい、とすぐに気がついてくれればよいのですが、
そうではない場合は、泥棒の天下です。

鍵や金庫という防犯対策は、犯行の時間稼ぎ対策としては効果的ですが、侵入者がじっくりと時間を掛けることに問題を感じない
場合は、あまり効果がありません。
受け身の防犯対策、守備的な防犯対策ですので、侵入者を威嚇し、その場から追い払う攻撃的な防犯対策と併用するとさらに効果的です。
複数の防犯対策を組み合わせることでより効果を発揮します。

また、1つの防犯対策が何らかの原因で働かなかった場合、別の防犯対策が働くことで二重・三重の警戒をしていることをアピールできます。
そのことによって、この家は手強い、もしこの対策をクリアできても、また別の対策があるかもしれない、と思わせることができれば成功です。
そのような侵入者にとって面倒なところは相手にしません。
もっとカモになるような相手がたくさんいますから、それを探す方が犯行の成功率も高まります。
これが事前の防犯対策の効果です。
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