防犯ブログ
- 窃盗
2011年06月29日
茨城 駐車場で車上荒らし330万円
26日午後11時半過ぎ、水戸市にあるファミリーレストランの店員から、「客の車が車上荒らしにあった」という通報がありました。
警察官が駆けつけたところ、市内に住む会社役員の男性(64)が乗っていた乗用車の後ろの窓ガラスが割られ、後部座席に置いてあった現金およそ330万円が入ったセカンドバッグや、財布・実印など56万円相当が盗まれていたということです。
犯行は、午後11時から11時半ごろの間に行われたとみられていて、同じ駐車場に停めてあった別の車も窓ガラスを割られるなど被害にあったということです。
警察は、窃盗事件として捜査しています。
<TBS系(JNN)6月27日(月)10時21分配信より>
ファミリーレストランの利用客ということであれば、一旦、店の中に入れば最低30分は出てこないという狙いがあるのかもしれません。
駐車場内で待機し、レストランに入っていくのを確認してからゆっくり犯行を行うことができます。
警備員がおらず、防犯カメラのついていなければ、見張りもいないのでより犯行がしやすくなります。
このような犯行の場合、犯罪者は必ずと言っていいほど事前に下見を行います。
その際、この場所は犯行を行いやすいか、犯行を邪魔する要因はあるか、逃走しやすいか、など様々な条件を考慮した上で、ターゲットに選ぶかを判断します。
今回被害が発生した場所は、レストランの駐車場で、犯行時間も午後11時から11時半ごろということですが、利用客も少なく、周りも暗かったと思われます。
電灯や照明も暗く、どこかにひっそりと潜んでいても分からない状況だったのかもしれません。
警備員の常駐や防犯カメラの設置等が難しいのであれば、電灯をつける、敷地内に簡単に侵入できないように塀を設置するなど、犯行が行いにくい環境を作らなければいけません。
駐車場内で車上荒らしが発生する、これはその駐車場の持ち主にも影響があります。
例えば月極めで貸している駐車場であっても、今回のような飲食店の駐車場であっても、車上荒らしが発生した駐車場というのは決して良いイメージを与えません。
責任は無くとも、犯罪が起こったということだけでイメージを損ないます。
そこを借りようとする人にも悪い印象を与えますし、サービス業の場合はなおさらです。
このように犯罪は、自分の財産など目に見えるものだけでなく、情報・信用・イメージ・ブランド力など目に見えないものまでも傷つく、損なわれるという可能性があるのです。
それらは失って初めてその価値に気付く場合もあるでしょう。
その備えの為に行うのが事前の防犯対策です。
駐車場の防犯対策